新たな防災システムの登場
アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)が2025年1月23日に最新の防災支援機能を搭載したリモート接客システム「InterPlay Elastic Framework」を提供開始します。このアップデートによって、離れた避難所同士の遠隔コミュニケーションが可能になり、災害時の迅速で効果的な情報共有が実現します。
アプデの背景
ALSIが行った調査によると、多くのデジタル接客端末の導入事業者が災害時の対応に不安を感じています。近年、気候変動の影響で災害の頻発が懸念される中、デジタル技術を活用した防災体制の強化が求められています。そのため、InterPlay Elastic Frameworkは、災害時の対応能力をさらに高めるように設計されています。
このシステムは、AI技術やアバター、インタラクティブなサイネージ、多言語対応機能を搭載しており、多様な場面での利用に対応します。災害時には、避難誘導画面や警報を迅速に配信できるほか、非常コール通話にも対応。これにより、自治体の避難所運営を効果的に支援します。
遠隔コミュニケーション機能
今回のアップデートの目玉は、避難所間でのビデオ通話機能です。この機能を使えば、避難所や介護施設など、異なる拠点同士で円滑なコミュニケーションが可能になります。災害時においても、オペレーターを介さずに直接相手と話すことができ、情報共有がスムーズに行えるのです。
このシステムは、日常的にはデジタル案内板やリモート窓口端末としても利用可能。平時と災害時を問わずコンスタントに活用できる点が大きな魅力です。これにより、住民や利用者の不安を軽減し、安心感を生み出すことが期待されています。
広島テレビとの連携
ALSIは、広島テレビが推進する「みんなで防災PROJECT」に参画しています。このプロジェクトは、防災意識を高めるために、番組制作やイベントを通じて地域と協力していくものです。1月24日に開催される「みんなで防災シンポジウム2025」では、InterPlay Elastic Frameworkのデモンストレーションが行われ、実際の利用方法について紹介されます。
利用シーンの提案
InterPlay Elastic Frameworkは、単に災害時に限らず、多様な期限のコミュニケーションシーンに使える利点があります。
- - 自治体窓口の遠隔支援: マイナンバー照会や介護相談等をリモートで行えるため、住民の負担を軽減。
- - 店舗のリモート接客: 特に神楽や催事場での接客が円滑に進む。
- - 多言語サービスの実現: 外国からの観光客に対応した接客が可能になり、経済活性化にも寄与します。
このように、InterPlay Elastic Frameworkは、柔軟な対応を可能にし、地域社会全体の防災力を向上させることが期待されています。
ALSIについて
アルプス システム インテグレーションは、1990年に設立された企業で、「デジタルソリューション」や「AI・IoTソリューション」を提供しています。これまでの経験とともに、新たな防災支援技術を通じて、より安全な社会の実現に向けて貢献していく所存です。今後も変化するIT環境にしっかりと対応し、社会の安全を守るためのサービス提供を行い続けます。
【詳しくは公式サイト】
ALSI公式サイト