災害救助犬ハンドラー吉川侑里が新たな挑戦へ
東日本大震災を契機に、災害救助犬ハンドラーとしての道を歩み始めた吉川侑里さん。その彼女は、現在、担当の犬「侑(ゆう)」と共に、日々訓練に励んでいます。さらに、2026年4月からは新たに佐賀県の支部「MORE WAN」に拠点を移し、ここで新たな活動をスタートする予定です。
震災が生んだ決意
吉川さんが災害救助犬の道に入るきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災でした。彼女は、当時の津波の映像を目にして大きな衝撃を受け、自分にも誰かの力になれる道があるのではないかと考え始めました。この思いが、今では2年にわたる犬の訓練への情熱につながっています。
基礎からの訓練
吉川さんは、侑を生後3ヵ月から育て始めました。共に過ごす中で、彼らは信頼関係を築いていき、基礎訓練に重点を置いてきました。現在は、瓦礫や山岳といった様々な環境に適応するための実践的な訓練を進めています。訓練には困難が多く、すべてが順調とは言えませんが、苦労を共にしながら成長する喜びがあると語っています。
侑との新たな挑戦
吉川さんは2026年4月から、侑と2頭目の担当犬「むぎ」と共に、佐賀県支部MORE WANへの移転を発表しました。それに伴い、彼女は新しい場所での訓練と活動を開始します。侑の兄弟である「陽(はる)」は兵庫県に残って活動を続けますが、彼らはそれぞれ異なる場所で同じ目標に向けて努力をしていくことになります。
継続的な活動を支えるために
災害救助犬の育成には、日々の訓練や医療、食事、装備といった多大な費用がかかるのが現実です。そこで、吉川さんとその仲間たちは「バースデードネーション」キャンペーンを実施しています。この活動は、救助犬たちの育成費用を集めるためのもので、2024年3月1日から31日まで、目標金額30万円を設定しています。集まったお金は、医療費や遠征訓練費、食費、備品代などに使われる予定です。
侑のプロフィール
この活動の中心となる侑は、ジャーマンシェパードの男の子。2024年3月13日が誕生日で、日々元気100%の性格を持っています。遊びが大好きでボールのおもちゃが特に好きな彼は、訓練時間に入るとしっかりとした表情に変わります。
災害救助犬としての訓練に一生懸命取り組む吉川さんと侑の姿は、私たちに希望と勇気を与えてくれることでしょう。今後も彼らの活動に注目し、応援していきましょう。