本鮪の缶詰登場
2023-10-10 11:00:02

希少部位「血合い」を生かした本鮪の缶詰が登場!三崎港から世界へ

近年、食に対する関心が高まる中で、希少部位である「血合い」を使用した新たな缶詰『我が鮪 本鮪の角煮』が10月中旬から販売される。この缶詰は、本鮪の被部分と腹身の間に位置する血合いを使用しており、この部位の栄養価の高さが注目されている。「血合い」は通常、味の癖が強く利用されなかったが、鉄分、DHA、EPAなどの健康に良い成分が豊富に含まれていることが証明され、その注目度が増している。

商品開発が行われた背景には、日本の漁業が直面する厳しい現状がある。特に、漁師の高齢化や後継者不足が深刻化し、漁船の数も減少、魚の消費量が20年で40%も減少するなど、日本の漁業は危機的状況にある。また、神奈川県の三崎港も人口減少により、消滅都市に認定されるほどの打撃を受けていた。しかし、最近では「海業」という新たな産業の概念が生まれ、地域の活性化に向けた取り組みが進められている。

三崎港周辺では、リゾート地の開発や専門学校の設立、さらには血合いに関する健康物質の研究会の発足など、さまざまな活性化策が展開されている。そこで、60年以上にわたりまぐろの卸売りと加工を手掛ける株式会社カネシメの代表取締役、森江氏は血合いを活用した商品開発に着手した。

『我が鮪 本鮪の角煮』は、約1年半にわたる試行錯誤の末に完成。木桶醤油や熟成した白味噌を使用することで、最高級の本鮪の中トロと血合いを贅沢に味わうことができる。2つの味付けから選ぶことができ、木桶醤油で味付けされた角煮はとろける食感と濃厚な旨味、味噌煮はまろやかな甘みが特徴だ。両方とも、鉄分やDHA、EPAを豊富に含む。

この缶詰は自宅でのご褒美やギフトに最適で、いろいろな料理にアレンジして楽しむことができる。製造は青森県八戸市の熟練スタッフによって丁寧に行われている。自社のECサイトからも購入可能で、贈り物としても好評を得ている。

株式会社カネシメは、三崎港でのまぐろ卸売り・仲買を中心に、国内外の新鮮なまぐろを流通させてきた実績を誇る企業であり、最高級のまぐろを提供するための確かな目利きが信頼を集めている。また、合同会社ディーパスが協力し、商品開発やブランディングを行い、地域の活性化を図っている。

三崎港の魅力と共に、血合いの可能性を広げる本鮪の缶詰。新たな美味しさに出会えるチャンスをぜひお見逃しなく。

会社情報

会社名
株式会社カネシメ
住所
神奈川県三浦市三崎町城ケ島658-64
電話番号
046-882-6877

関連リンク

サードペディア百科事典: 神奈川県 三浦市 三崎港 血合い

Wiki3: 神奈川県 三浦市 三崎港 血合い

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。