歌舞伎初心者必携の入門書『はじめての歌舞伎』
2025年8月2日(土)、歌舞伎の魅力に迫る入門書『はじめての歌舞伎』が、世界文化社から発売されます。ならず者とされる歌舞伎の世界は、初心者にとってはハードルの高い文化ですが、この本はその壁を低くしてくれる一冊です。
歌舞伎の楽しみ方を学ぶ
本書は、観劇を何倍も楽しむために知っておきたい名作50選を中心に構成されています。映画『国宝』の影響で初めて歌舞伎を観に行く人が増えた今、事前にあらすじを知っておくことで、より深い理解が得られます。「これだけは知っておきたい」という名作が盛り込まれており、ページをめくるごとに次に何を観に行こうか楽しみが広がる作りになっています。
魅力あふれるオールカラーの写真
目を引くのは各演目に掲載された、現在の人気役者たちの鮮やかな舞台写真です。彼らの熱演は忠義を貫く武士の雄姿や、報われぬ悲恋の切なさ、女性の美しさを引き立て、まるで舞台が目の前に広がっているかのような感覚を与えてくれます。特に、映画『国宝』でもフィーチャーされた『曽根崎心中』や『娘道成寺』、『藤娘』、『連獅子』などが収録されており、観賞する際の参考になる裏話も満載です。これから映画を観る方や、すでに観た方にとっても楽しめる要素が詰まっています。
歌舞伎の基礎知識を凝縮
巻頭には、歌舞伎の基礎知識として歴史や隈取り、音楽についての解説が掲載されています。これから観劇デビューをする方はもちろん、経験者にも楽しんでもらえる内容となっています。歌舞伎という伝統芸能の理解を深め、より楽しく観劇をするための指南書として、初心者も古参のファンも楽しめる一冊です。
著者プロフィール
著者の利根川裕氏は1927年に生まれ、東京大学文学部卒業。その後は編集者として経験を積み、小説『宴』で文筆活動を開始されました。文教大学、武蔵野女子大学、早稲田大学の講師も歴任し、歌舞伎に関する著書を数多く手掛けています。2024年にお亡くなりになるまで、多彩な活動を行われていました。
まとめ
『はじめての歌舞伎』は、初めて歌舞伎に触れる方々にとって、欠かせない一冊となること間違いなしです。価格は1,980円(税込)で、A5サイズ、128ページの内容です。歌舞伎の楽しさが詰まったこの本を手に取って、ぜひ新しい文化に触れてみてはいかがでしょうか。
発売日は2025年8月2日で、詳細は
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