無印良品の新たな試み「New Circulation展」
無印良品を展開する良品計画は、持続可能な未来を考える「New Circulation展」を開催します。この展覧会は、私たちの生活や社会における資源を新しい視点で見直す試みです。
展示の背景と目的
無印良品は、1979年の誕生から40年を超え、進化し続けています。創業以来、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、地域との連携や持続可能性に焦点を当ててきました。近年、持続的な発展を考える中で「循環」という概念が重要視され、物質的な循環だけでなく、文化や伝統もその一部と考えられるようになりました。
展示内容の概要
「New Circulation展」では、アラブ首長国連邦の双子の都市研究者、Rashid bin Shabib氏とAhmed bin Shabib氏の取り組みがクローズアップされます。彼らが運営する雑誌『Brownbook』は、10年以上にわたり中東と北アフリカの都市を研究し、その成果として発行されたものです。二人は、文化の共融点を観察する媒体として位置づけられたこの雑誌を通じて、人々の生活美学や地域文化の重要性を広めています。
展示される作品
具体的には、Galleryでは「地に根付く知恵、実りを未来につなぐ文化の循環なつめやし デーツ」という題で、なつめやし(デーツ)と砂漠のオアシスについての模型や画像が展示されます。また、これまでのBrownbookのバックナンバーや二人のインタビュー動画も紹介され、多角的に彼らの活動が理解できます。
基本情報
- - 会期: 2024年11月29日(金)から2025年1月26日(日)まで
- - 営業時間: 11:00-21:00
- - 会場: 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2(入場無料)
- - アクセス: 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座」駅 B4出口 徒歩3分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅 5番出口 徒歩3分、JR「有楽町」駅 中央口 徒歩5分
この展覧会は、地域文化や持続可能性に対する新たな視点を提供してくれる貴重な機会です。無印良品の展覧会は、ただの展示に留まらず、私たちの未来を考える契機でもあります。
関連イベントと今後の予定
また、ATELIER MUJIではこの展覧会に関連したイベントが計画されています。詳細情報については、ATELIER MUJIの公式SNSやウェブサイトでお知らせされる予定です。
ATELIER MUJIの理念
ATELIER MUJIは、無印良品のアートディレクター、田中一光氏によって名付けられた工房です。「暮らしの原点に立ち返り、未来へのヒントを見つける場」として、多様なテーマに基づいた企画展やイベントが展開されています。この活動は、文化の交差点という理念のもと、参加者に新たな視点を提供し続けています。
最後に
これからの生活や社会について考える上でも、ATELIER MUJIの「New Circulation展」は非常に意義深いものとなるでしょう。ぜひ足を運び、文化と持続可能性の深い結びつきを感じ取ってみてください。