障がい者アーティストの夢を叶える!
東急リバブル株式会社(東京・渋谷区)が、障がいのあるアーティストの絵画を販売する支援活動を発表しました。この取り組みは、一般社団法人障がい者自立推進機構パラリンアートとの協力により実現したもので、2025年3月24日から特設ECサイトで始まります。
社会貢献という理念に基づく支援
東急リバブルは、「選ばれる企業」を目指し、さまざまなサステナブル施策を推進しています。その中でも、障がい者アーティストが描く作品を販売することにより、経済的な自立と社会参加を促進しようとしているのです。パラリンアートが掲げる「障がい者がアートで夢を叶える世界をつくる」という理念に深く賛同し、このプロジェクトを立ち上げました。
この支援活動は、障がいのあるアーティストの作品を一般に向けて販売する初の試みです。各アーティストの独特な視点や創造性が詰まった絵画は、アートを通じての新たな支援の形を示しています。
取り組みの詳細
まず、この取り組みの一環として、以下のような施策が行われます。
1.
絵画とチラシの掲示
営業拠点にて、接客スペースにこの取り組みを紹介するチラシを掲示し、一部の店舗ではサイネージを使用して作品を表示します。また、応接室などにアーティストの絵画を装飾として設置することも予定されています。
2.
絵画販売のウェブサイト開設
特設ECサイトを通じて、パラリンアートがセレクトした10作品をレプリカおよび額装済みで販売します。販売価格は35,200円(税込)で、別途発送手数料が2100円かかります。このサイトには、QRコードを利用してアクセスできます。
3.
アーティストへの報酬還元
売上の一部は、パラリンアート経由でアーティストに報酬として還元され、彼らの活動を直接的に支えます。
具体的な作品紹介
販売される作品には、以下のようなアーティストの作品が含まれています:
- - 青そして白 - 工房はんどYuki
- - 夕陽 - 323ちこたん
- - 光をつかまえる - おゆみ
- - 光へ… - 神吉みちる
- - THIS IS JAPAN - 倉持智行(TOM)
- - 蒼のワルツ - cocoa float
- - オーロラの夜 - moco
- - 私たちの街 - 加藤たけひろ
- - 春 - KOTO
- - 運河 - Ken
今後の展開
東急リバブルは、これまでも社会貢献活動を行ってきました。2022年には日本パラスポーツ協会と公式パートナー契約を結び、パラスポーツの普及に貢献。2024年には電話リレーサービスを導入するなど、障がい者のための社内のバリアを取り除く取り組みを進めています。企業として、利益追求だけでなく、障がいの有無にかかわらず、すべての人が活躍できる未来に向けてさらなる努力を続けていく姿勢が見られます。
この新たな販売活動を通じて、多くの人々が障がい者アートに触れる機会が増え、社会参加へつながることを願います。