スポーツで未来を育む取り組み
川崎フロンターレとサギヌマスイミングクラブが、2025年12月19日から20日までの2日間、ベトナム・ホーチミン市において国際交流と安全教育プログラムを実施しました。このプログラムは、スポーツ庁の「Sport for Tomorrow」事業の一環であり、特に児童養護施設に在籍する子どもたちを対象にしています。
共催による理念の共有
この共同プロジェクトが生まれた背景には、川崎フロンターレが展開してきたスポーツを通じた人材育成と国際交流の理念、さらにサギヌマスイミングクラブが大切にしてきた「泳ぐ楽しさ」と「自らの命を守る力」があります。両団体は、日本国内での長年の社会貢献経験を通じて、スポーツの力を使って子どもたちの健全な成長をサポートしようとしています。
プログラムの内容と様子
プログラムの初日には、川崎フロンターレによるサッカー教室が行われ、続いてサギヌマスイミングクラブによる水泳と安全教育のセッションが実施されました。水泳教室では、水に慣れることを最初に教え、水中で安全に行動する方法や呼吸の仕方、さらにはいざという時に慌てずに行動できるよう基本動作を実演しながら指導しました。
子どもたちは、最初は緊張している様子を見せていましたが、時間が経つにつれてその表情は和らぎ、自信を持って挑戦する姿勢が見られました。このプログラムを通じて、彼らは水を「楽しむ」ことだけでなく、「正しく知り、正しく備える」ことの重要性も学びました。また水辺での事故やその防止方法についても触れ、「自分の命は自分で守る」という意識を育む時間となりました。
将来に向けた継続的な活動
サギヌマスイミングクラブは、日本で経験した溺水防止活動の知識を生かし、今後もベトナム国内での水の安全教育の普及に努めていく方針です。具体的には、溺水防止の専門家である筑波大学名誉教授の椿本昇三先生との協定を基に、より実用的な教育プログラムを展開していく予定です。
スポーツは、単なる楽しさを超え、人を育て、命を守り、未来を築く力を持っています。川崎フロンターレとサギヌマスイミングクラブは、この理念を信じて、今後も国内外での活動を続け、子どもたちの健康的な成長と安全に寄与していくことを誓っています。
実施概要
- - 実施日: 2025年12月19日〜12月20日
- - 実施場所: ベトナム社会主義共和国ホーチミン市(旧ビンズン省)
- - 主催: 川崎フロンターレ/サギヌマスイミングクラブ(共催)
会社概要
- - 商号: 株式会社エスアンドエフ
- - 所在地: 〒216-0014 神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-11-17 STR73ビル4F
- - 代表者: 代表取締役社長 小倉 謙
- - 設立: 1972年11月
- - 事業内容: スイミングクラブ事業およびフィットネス事業
- - 公式ウェブサイト: サギヌマスイミングクラブ
この活動は、スポーツを通じた国際的な連携がどのように子どもたちの未来を形作るかを示す素晴らしい例です。