DLeader株式会社とAIエージェントプラットフォーム「KumiChem」
2025年12月27日、DLeader株式会社(代表取締役 CEO:Qingwen Chen)は、AI創薬支援プラットフォーム「KumiChem」に関する開発成果を発表し、2026年に向けた明るい展望を示しました。このプラットフォームは、創薬のプロセスを加速し、人類の健康課題に立ち向かう研究者を支援することを目的としています。
「KumiChem」の特徴と利点
「KumiChem」は製薬企業や研究者向けに設計されたAIエージェントと機械学習モデルを統合したプラットフォームです。これにより、専門的なAIや機械学習の知識がない研究者でも、自動化されたワークフローを実行しやすくなります。これにより、創薬開発にかかる時間やコスト、成功確率のリスクを低減させることが期待されています。
2025年の主な成果
DLeaderは、Techstars Tokyo Accelerator 2025に参加し、国際的なスタートアップと連携を深めています。このプログラムを通じて、より広いネットワークを築き、事業の成長を加速させています。また、多様なパートナーシップを模索し続け、グローバルな市場での認知を高めています。
産学連携の推進
大阪大学の蛋白質研究所(水口研究室)との連携が始まりました。この共同研究は、初期創薬から前臨床へと続くワークフローの自動化を目指し、AIの実用性を具体化させていくことを目的としています。また、大阪大学や東京科学大学の専門家を科学顧問として迎えることで、研究体制の強化を図っています。
KumiChem β版のリリース
このプラットフォームのβ版が限定的にリリースされ、実際の研究環境での使用が開始されました。選定されたユーザーからのフィードバックは重要で、KumiChemの機能向上に貢献しています。今後も参加希望者からの問い合わせを受け付けています。
2026年に向けた展望
2026年、DLeaderは業界パートナーとの共同研究の拡充を目指し、KumiChemの正式版リリースを予定しています。研究者が利用しやすくなるノーコードのインターフェースを増強することで、多様な研究ニーズに応えることが可能となります。また、国内外の研究機関と連携し、国際水準の創薬AIプラットフォームへと進化させていく方針です。
さらに、次世代の研究者に向けたAI創薬教育プログラムを提供し、創薬のデジタル化を促進する人材を育成することにも注力します。
今後もDLeaderは、AIと生命科学の融合を深め、研究者がそのポテンシャルを最大限に引き出せるよう支援し、より良い医薬品の開発と社会貢献に邁進していきます。