携帯電話番号認証で本人確認を簡素化！分散型ID発行サービス「SMS-OTP for DID」が提供開始

携帯電話番号で本人確認を簡素化する「SMS-OTP for DID」

株式会社アクリートとDigital Platformer株式会社は、分散型ID（DID）基盤「SHIKI」とSMS送信サービス「SMSコネクト」を連携させた、SMS-OTP（ワンタイムパスワード）による携帯電話番号所有物認証サービス「SMS-OTP for DID」の提供を開始しました。

「SMS-OTP for DID」は、個人の属性情報である携帯電話番号の所有物認証結果をデジタル証明書（Verified Credential）として取り込んだ分散型ID発行・管理プラットフォームサービスです。Digital Platformerが提供するDID発行・管理プラットフォームサービスに、アクリートが提供するSMS送信サービス「SMSコネクト」のワンタイムパスワードサービス「SMS-OTP認証」を連携させて提供されます。

従来の本人確認では、マイナンバーカードなど、持ち歩く必要があり、暗証番号を覚える必要がありました。しかし、「SMS-OTP for DID」では、スマートフォンに紐づく携帯電話番号の所有物認証（SMS認証）を利用することで、より利便性の高い個人認証を実現します。

第一弾として「TicketMe」に採用

「SMS-OTP for DID」は、NFTチケット発行プラットフォーム「TicketMe」に採用されました。「TicketMe」は、音楽ライブ・演劇・スポーツ観戦などのチケットを自由に売買することができる、日本初のNFTチケット発行プラットフォームです。

「TicketMe」では、すでにDigital PlatformerのDID基盤「SHIKI」が本人確認手段として採用されていますが、今回、本人確認手段の多様化と利便性を図るために「SMS-OTP for DID」が導入されました。これにより、マイナンバーカードよりも持ち歩く頻度が高く、暗証番号の記憶が不要なスマートフォンに紐づく携帯電話番号の所有物認証（SMS認証）が行えるようになり、より利便性の高い個人認証が可能になります。

今後の展開

アクリートとDigital Platformerは、今後、顔情報など生体情報をデジタル証明書とする、「生体認証 for DID」の取り組み展開も視野に入れています。また、Digital Platformerが展開するブロックチェーンを活用した共通IDの管理に基づく地域通貨やステーブルコインの発行の際の本人確認情報の手段への活用を共同で推進していく予定です。

アクリートとDigital Platformerについて

株式会社アクリートは、2003年よりSMS（ショートメッセージサービス）配信サービスを提供し、法人向けSMS配信事業を先駆けて開始した日本におけるSMS配信事業のパイオニア企業です。

Digital Platformer株式会社は、国際標準の分散型IDを日本中に広めるべく2020年に設立され、ブロックチェーン技術でサービス提供を実装している、日本では数少ない企業です。