Casa Italiaの全貌
東京オリンピックが開催される2021年、イタリア国立オリンピック委員会は公式ホスピタリティハウス『Casa Italia(カーサイタリア)』を東京・高輪にオープンしました。このハウスは7月22日から8月8日までの期間中、イタリアの文化やデザイン、スポーツを発信する場として利用され、コンセプトは「Mirabilia」。これは、驚異的なものをテーマにした展示であり、イタリアが誇る芸術、サステナビリティ、スポーツの融合を体現しています。
Casa Italiaのデザイン
最近、Casa Italiaの館内デザインを紹介したオフィシャル映像が公開され、デザインディレクターであるClaudia Pignataleが館内を巡りながらその魅力を解説しています。映像には、いくつかの印象的なデザイン作品も登場します。特に目を引くのは、以下のアイテムです。
Rose chair / Edra
日本人デザイナー梅田正徳氏が手掛けたこの椅子は、イタリアの家具ブランドEdraから提供されました。1980年に作られたこの椅子は、今回日本で初めて展示されています。これにより、日本とイタリアのデザインの交流が実現しています。
Games table / Hillsideout
Hillsideoutがデザインしたこのゲームテーブルは、イタリアとアマゾン産の木を使用したビリヤード台の他、ヒマラヤ山脈をイメージしたテーブルサッカーを特徴としています。自然の美しさを感じさせる作品に仕上げられています。
Vagone Ristorante
Silvia Stella Osellaがデザインしたこのレストランは、食堂車を模したもので、「遊び」と「学び」がテーマになっています。Gio Tirottoのテーブルやシートが用意され、スポーツカーのスピード感を表現したグラフィックが印象的です。
Starlight / Tokujin Yoshioka for Glasitalia
東京オリンピックの聖火リレートーチのデザインを手掛けた吉岡徳仁氏がGlasitaliaのためにデザインしたテーブルで、その美しさと機能性が絶妙に融合しています。
Gilda / Edra
Jacopo Fogginiが特別に開発したカラーで彩られたGildaチェア。これはカーサイタリアに彩りを添えており、ファッションとデザインの新しい形を提示しています。
Casa Italiaの意義
Casa Italiaは、単にアスリートや国際的なTVネットワーク向けのホスピタリティハウスとしてだけでなく、イタリアの文化を日本に紹介する重要な役割も担っています。この場では、アスリートたちが交流し、イタリアの物語を広めることが目的とされています。
「Mirabilia」のコンセプトは、1500年から1700年のコレクターたちが展示した珍品からインスパイアされています。このようなコレクションは、異なる文化や自然物、アートが共存する場を生み出し、現代においてもその精神が息づいています。Casa Italiaを訪れる人々は、イタリアの美意識と日本の感性を融合させた新しい「驚き」を体験できるでしょう。
さあ、あなたもCasa Italiaで、驚異的なデザインと文化の交差点を体感してみてはいかがでしょうか。
公式動画の視聴
さらに詳細な情報を知りたい方は、公式動画をチェックしてみてください。デザインの背景や、制作過程がわかる内容となっています。特にロングバージョンやショートバージョンもあり、現地の雰囲気を感じることができます。
ロングバージョンや
ショートバージョンをどうぞ。
総括
Casa Italiaは、デザインと文化が融合する素晴らしい空間です。オリンピックという特別な時期に、この場所で何が生まれるのか、非常に期待が高まります。イタリアの感性と日本のゲストの皆さんが共鳴し、新しい歴史を作り上げる瞬間を見逃さないでください。