新たな読書体験、オーディオブックで広がる親子の時間
日本出版販売株式会社(以下、日販)と株式会社オトバンクの協力によって、児童書の音声コンテンツ制作が始まります。この取り組みは、2025年1月16日(木)にオトバンクの「audiobook.jp」から配信される『ようかいとりものちょう』のオーディオブック版でスタートします。
「生涯読書」を共に実現
日販とオトバンクは、“生涯読書”という理念のもと、全ての世代の人々に読書の楽しさを提供することを目指しています。特に、オーディオブックは新たな読書の形として注目を集めており、これからの時代における読書環境の整備を進めています。
2019年に制定された読書バリアフリー法を背景に、オーディオブックは様々なシチュエーションで楽しむことができるようになりました。これにより、公共図書館でもオトバンクのオーディオブックが導入され始め、特に児童書の分野においてその利用が促進されています。
親子の新しいコミュニケーション手段
オトバンクが実施した調査によれば、6歳以下の子どもを持つオーディオブック利用者は、寝かしつけの際にオーディオブックを活用するケースが多いとされています。特に、子どもと一緒に安らぎをもって聴く時間は、育児中の親にとって非常に貴重な体験です。さらに、眼を閉じて耳で聴けるオーディオブックは、リラックスした環境を作り出すのに適しています。
このような声を受けて、日販とオトバンクは、親子が共に楽しめるオーディオブックを増やし、子どもたちの新しい読書体験のきっかけを生むことを目指します。
幅広いラインアップを展開予定
今回の『ようかいとりものちょう』シリーズは、アクション満載の妖怪物語。第1弾として1~4巻が2025年1月16日(木)から配信され、その後第2弾も予定されています。それぞれの巻は、オーディオブックとしても非常に魅力的なものです。
各巻のストーリーは、主人公が妖怪たちとともに冒険しながら、様々な難事件を解決していく痛快なもの。これにより、子どもたちは楽しみながら音声を通じて物語に親しむことができるでしょう。
配信スケジュールと価格
- - 第1弾(1〜4巻):2025年1月16日(木)配信開始
- - 第2弾(5〜8巻):2025年1月下旬予定
- - 配信価格は各1,078円(税込)。オーディオブックジェイピーの月額プランでも視聴可能です。
読書習慣の育成へ向けて
日販とオトバンクは、このプロジェクトを通じて音による新しい読書体験を提供し、子どもたちに読書の楽しみを伝えることを目指しています。今後は小学校低学年向けの児童書作品を中心に、さらなるコンテンツ制作が計画されています。
これにより、次世代の読者が育ち、読書がより身近で楽しい存在となることでしょう。オーディオブックにより、読書が新たな楽しみ方として広がることで、家庭内のコミュニケーションもより豊かになります。
私たちが子どもたちに届ける物語が、彼らの未来への道しるべになることを願っています。さあ、耳で聴く読書の新たな体験にチャレンジしてみませんか?