国土交通省に認定されたAR体積管理ソリューション「GENBA-Scan」とは
株式会社イクシスが提供するAR体積管理ソリューション「GENBA-Scan」は、2025年7月9日付で国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されました。このサービスは、ストックヤードや土木現場などでの資材の体積管理を高度に支援するものです。具体的には、AR(拡張現実)技術を駆使し、従来の測定作業にありがちな課題を解決します。
従来の体積管理の課題
通常、体積管理には以下のような問題が存在しました。まず、測定を行う前に重機による地ならし作業が必要です。また、計測には複数名の作業者が関与し、必要な人手を確保しなくてはなりません。さらに、測定結果は紙に記録され、それを元に帳票を作成するための業務も省けません。
これらの手間を解消できるのが「GENBA-Scan」です。
「GENBA-Scan」の特徴
このサービスの最大の強みは、ARを活用し、現場の省力化を実現できる点にあります。計測は簡単なアプリで行い、スマートフォン一台で完結するため、作業者は手間をかけることなく、現場でその場で一人で測定ができます。以下に、主な特徴を挙げます。
1. 一人で簡単に測定
従来、一つの作業を行うために多くの人手が必要でしたが、「GENBA-Scan」を使えば、計測、記録、確認、帳票作成が一人で行えます。定型的な重機によるならし作業も不要で、時間と人手を大幅に削減できます。
2. シンプルなAR機能
計測を開始、停止するためのボタンとメニューが簡潔に設計されており、どんな人でも使いやすいアプリです。また、計測された体積や容積は、アプリ内で即座に確認できます。
3. 三つの計算モード
現場に応じて使用できる三つの計算モードが用意されています。体積モードは、架設壁より上の凸部を測定するもので、容積モードは落とし穴やくぼみを計算します。差分モードは、上側の体積と下側の体積の差異を計算します。
4. 仮想壁設定機能
この機能を使うことで、実際の壁の有無にかかわらず、設定した範囲内での計測を可能にします。
利用事例
「GENBA-Scan」は様々な現場でその効果を発揮しています。
- - 土木工事現場の土量の測定
- - ダンプトラックの過積載のチェック
- - ストックヤードの在庫管理
- - ガット船の積載量管理
企業について
株式会社イクシスは「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をスローガンに、AIやXR、3Dデータソリューションを用いて社会課題の解決に貢献しています。特に社会・産業インフラのデジタル化を推進することを目指しています。
是非、当社の特設サイトもご覧ください。