ムーミンとともに故郷が見える展覧会
2025年10月1日から11月24日まで、北海道立近代美術館にて開催される「トーべとムーミン展~とっておきのものを探しに~」は、フィンランド生まれの人気キャラクター、ムーミンの物語を作り出したトーベ・ヤンソンに焦点を当てた特別な展覧会です。このイベントは、ムーミン小説の発表80周年を祝うもので、特に家族や友人を大切に思う人々に向けた、心温まるメッセージが込められています。
トーベ・ヤンソンの多才な創作活動
トーベ・ヤンソンは1945年、終戦後のフィンランドに生まれ、絵本や小説、コミックスと、さまざまな形でその才能を開花させました。彼女が描く物語は、単にファンタジーの世界を超え、時に社会の現実を鋭く反映させるものでした。「小さなトロールと大きな洪水」という物語がその志向の始まりであり、ムーミンの物語の根底には、愛と友情、受容のメッセージが存在しています。
この展覧会では、ヘルシンキ市立美術館の協力を得て、トーベの初期の油彩画や、戦時中に描かれた風刺画、さらにはムーミンの原作やスケッチなど300点以上の作品が展示されています。来場者は、トーベの人生の足跡を辿るとともに、彼女が創り出した美しい世界にふれることができます。
会場情報と訪問ガイド
展覧会の開催地である北海道立近代美術館は、札幌市中央区に位置しており、観光にもアクセスしやすい場所です。美術館の時間は朝9時30分から午後5時まで、入場は午後4時30分まで可能です。定休日は10月13日、11月3日、11月24日を除く月曜日と10月14日(火)です。
料金については、一般は1,800円(前売り券1,600円)、高大生は1,000円(前売り券800円)、中学生は700円(前売り券500円)での販売となっています。小学生以下は無料で入場できますが、必ず保護者の同伴が必要です。
チケットは道新プレイガイドや主要コンビニ、また当日も美術館で購入できます。前売り券の販売は9月30日まで行われるので、早めの購入をおすすめします。
特別な体験をあなたに
ムーミンのもつ特別な価値観を感じることができるこの展覧会は、家族での訪問や大切な人とのふれあいの場として最適です。皆さんも、トーベが創造した“とっておきのもの”を見つけに、足を運んでみませんか?心温まるストーリーをご自身の目で体験してみてください。