公開授業研究会の目的と意義
2023年2月22日、成城学園初等学校と授業てらすが共催した公開授業研究会が行われました。この研究会は「子ども主体の授業」をテーマにし、全国から集まった教師たちが現場の授業を観察し、対話を通じて学びを深めることを目的としています。教育現場で求められるのは、子どもが自ら学ぶ環境を整え、仲間と学び合うことで新たな知見を得ることです。この日は、社会、国語、算数の各教科で子ども主体の授業が展開されました。
教師の“布石”による学びを深める社会科授業
社会科の授業では、筑波大学附属小学校の由井薗健先生が「子どもが考え続ける仕掛け」を盛り込みました。これにより子どもたちが「自分ごと」として課題に向き合い、意見を交わすことで学びを深める様子が参加者の間で高く評価されました。「布石の連続で、子どもの学びが深まる」といった感想が寄せられました。
国語の授業での対話の重要性
新潟大学附属新潟小学校の中野裕己先生が担当した国語の授業では、子どもたちの反応を的確に捉え、導きながら進めることが重要視されました。参加者は「発問の仕方がこんなにも子どもの意見を変えるとは驚きだ」との感想を持ち、こうした授業がもたらす気づきの多さを実感しました。
算数の授業で育む数学的思考
新潟市立上所小学校の志田倫明先生が行った算数の授業では、子どもたちが自身で問いを立て、解決に向かう流れが明確でした。「子どもたちが学びたくなる授業設計が示され、大変有意義でした」といった感想もあり、参加者は授業設計の奥深さを感じました。
研究会を通じた学びの深化
公開授業の後、授業者の意図や子どもの学びの変容について参加者同士で意見を交わしました。「授業をこう変えれば、もっと子どもが主体になれるのでは」と、各自の実践にフィードバックを得る機会が設けられました。授業てらすのモデレーターによるファシリテーションも見事で、参加者は自分の実践を振り返り、さらに良い授業づくりについて考える時間が持たれました。
参加者の多様な声
研究会に参加した教師たちは「授業のヒントが多く得られた」「同じ志を持つ教師と交流でき、刺激を受けた」と口々に述べました。授業てらすの活動を通じて、全国の教員がつながり学び合う機会が生まれていることは、大きな意義を持っていると感じました。
授業てらすの理念
授業てらすは、全国の教師が互いに学び合い、授業力を高めるためのプラットフォームです。「授業がうまくなることで、子どもと先生がHAPPYになる」ことを理念に、今後も多様な学びの場を提供していきます。次回のイベントも楽しみにしています。
会社紹介
授業てらすの運営会社である株式会社NIJINは、「教育から国を照らす」という理念のもと、様々な教育課題を解決する取り組みを行っています。オンライン研修プラットフォームを通じて、700名以上の教員が登録し、授業力向上を実感しています。教育の現状に危機感を覚え、誰もが希望を持てる教育環境の実現を目指しています。
公式サイト: 授業てらす
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