貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営する株式会社トレードワルツと、コンテナ追跡サービス「MonCargo」を開発するMonCargo株式会社は、2024年6月10日から両社サービスを連携した「動静情報自動取得・更新機能」を提供開始しました。
従来、貿易実務者は、物流情報の把握に多くの労力を費やしていました。様々な情報源からデータを集め、一元的に管理する作業は、時間と手間のかかるものでした。しかし、この新機能により、貿易実務者は、TradeWaltzに商流情報(船社名、BL番号など)を登録しておくだけで、MonCargoで取得されたコンテナ動静情報を自動的にTradeWaltzに連携させることができるようになりました。
これにより、貿易実務者は、MonCargoで取得された情報をTradeWaltz上で一元管理できるようになり、動静情報の取得・管理における業務効率化を実現できます。
株式会社トレードワルツ 営業本部営業部長 長利心平氏は、「MonCargo社との連携により、多くの貿易実務者の方々から寄せられていた課題解決の一助となると確信しています。動静情報の取得・管理に多くの労力を費やしている貿易実務者様には、ぜひ今回リリースした本機能を体験していただきたいと思います。」と述べています。
MonCargo株式会社 代表取締役社長 五所絢奈氏は、「あらゆる貿易情報を一元管理できる「TradeWaltz」と、本船動静のトラッキングに特化した「MonCargo」が連携することで、両社のユーザー様の利便性が向上するものと信じています。今回の連携により、一人でも多くの貿易実務者様の業務効率化に貢献できれば幸いです。」とコメントしています。
TradeWaltzは、NTTデータと主要な貿易実務者18社からなるコンソーシアムによって開発された、貿易業務に関わる情報を電子データで一元的に管理できるプラットフォームです。現在は大手16社の共同出資により運営されています。
一方、MonCargoは、2022年に創業したベンチャー企業で、海上輸送におけるコンテナ及び本船動静を自動でトラッキングするサービスを提供しています。各船社サイトでの確認や転記作業が不要になり、遅延や変更情報はメールで通知されるため、業務効率化に貢献しています。
両社の連携により、貿易実務者は、より効率的かつ簡易的に物流情報を把握・管理することが可能になります。今後、TradeWaltzとMonCargoの連携が、貿易業界全体の業務効率化に貢献していくことが期待されます。