Booost株式会社(東京都品川区)は、2025年4月1日に日本で初めて「GRI Licensed Software & Tools Partner」のライセンスを取得しました。この認定により、同社が提供する「booost Sustainability」は、GRI(Global Reporting Initiative)の基準を満たす公式なツールとなります。この変化は、企業がサステナビリティ情報をより効率的に開示できるよう支援し、国際的な透明性を確保するステップとなります。
GRIとは?
GRIは、環境、社会及び経済に関連する情報を評価・報告するための全球的な基準を提供する非営利法人です。25年以上にわたり、同団体は持続可能な報告のアプローチを開発し続けてきました。各種報告書によって、企業は透明性のある情報開示を行うことでステークホルダーとの信頼関係を築くことができます。
Booostの特長
「booost Sustainability」は、サステナビリティ情報の収集・集計を自動化し、リアルタイムでのモニタリングを可能にする統合型SXプラットフォームです。企業固有のマテリアリティに基づいたデータの入力・出力機能や、各拠点からのデータ収集が可能な仕組みを備えています。これにより、効率的な業務運営とコスト削減を実現します。
GRI認定取得によるメリット
- - 開示要件の理解・実装の促進: GRIに準拠した開示要件を理解し、企業独自の報告構成を設定することができます。
- - 柔軟なデータ入力システム: 自社のマテリアリティに応じた新規開示項目を追加できます。
- - 業務の効率化とコスト削減: ツールを活用することで、作業の負担軽減が実現し、規制への対応も効率化されます。
GRIとIFRS(ISSB)、ESRSとの統合により、企業は開示作業をこれまで以上にスムーズかつ効率的に行うことができるようになります。
コメント
Booostの代表取締役、青井宏憲氏は、この認定が企業のサステナビリティに関する財務情報の開示を国際水準で行うための重要な一歩であると述べています。また、サステナビリティ関連の情報開示が企業の信頼性や国際競争力に与える影響についても言及し、今後もサステナビリティ経営の定着と企業価値向上を支援していく意向を示しました。
この「GRI Licensed Software & Tools Partner」の取得により、Booostは企業のSX活動の推進と価値向上に貢献していくと期待されています。今後、「日本をSX先進国へ」というプロジェクトも支持し、企業のサステナビリティへの取り組みをより一層強化する方針です。