QuantFi、日本進出!
2021-07-31 21:00:07
フランスの量子金融企業QuantFi、日本市場に新たに進出
フランスの量子金融企業QuantFiが日本に進出
フランスのスタートアップ、QuantFiは、量子金融に関する新たな取り組みとして、日本に法人を設立し、量子金融のトレーニングコース及びチュートリアルを提供する計画を発表しました。日本市場は量子コンピューティングの先進国であるため、QuantFiはここに大きなビジネスの可能性を見出しています。
量子金融トレーニングコースの展開
QuantFiは、全世界的な量子人材の育成ニーズに応えるため、すでに英語版の量子金融トレーニングコースを販売しています。このため、日本市場に向けた日本語字幕付きのトレーニングコースを、2021年9月中に販売開始する予定です。このコースは、金融業界のビジネスマネージャーや大学、研究機関の教授、さらに学生や研究者まで幅広い対象を想定しています。
受講には高度な数学の知識が求められますが、基礎から学べる入門コースも用意されています。これにより、金融機関の事業開発担当者やイノベーション部門の管理職など、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が量子金融を学ぶ機会を得られます。
教育プラットフォームとコスト
Training courses are to be purchased through the blueqat website, with an e-learning environment provided by QURECA’s platform in the UK. 現行の英語版コースは約£800(日本円で約12万円)で販売されており、日本向けの字幕付きコースも同程度の価格になる見込みです。さらに、学生向けの割引も予定されています。
企業向けのライブトレーニング
QuantFiは、金融機関向けにライブでのトレーニングを提供することも可能です。フランスでは、欧州の大手銀行に向けた2〜4日間の量子金融トレーニングを実施した実績があります。日本市場では、日本時間の午後4時以降にオンラインで提供することが計画されています。
量子金融チュートリアルの提供
また、量子金融に関するチュートリアルも展開予定で、これには取引決済やポートフォリオ管理に対する量子近似最適化アルゴリズム(QAOA)、VaRとデリバティブの価格設定に関する量子振幅推定(QAE)などが含まれます。日本語版の販売は2021年8月を目指しています。
日本市場での法人設立と今後の展望
QuantFiは2019年から日本でのビジネスを行っており、カントリーマネージャーの田中香織が活動してきました。日本は量子コンピューティング分野で重要な国として位置づけられ、2021年にはさらなるビジネス拡大が期待されています。
法人の登記住所はほぼ確定しており、実用的なオフィススペースの提供を希望しています。CEOのケヴィン・キャラハンは、金融業界での豊富な経歴を活かしてQuantFiの発展をリードし、今後の日本市場での成長に貢献していく意向です。
フランス本社では、マクロン大統領が発表した「Quantum Plan」による大規模な投資も期待されており、今後、フランス、日本、アメリカを中心にグローバルな展開を進める計画です。
まとめ
QuantFiはその独自のトレーニングコースを通じて、日本の量子金融分野の成長に寄与し、量子コンピューティングに関する新たな知識を広めることを目指しています。量子金融に興味がある方は、ぜひその動向を注視してください。
会社情報
- 会社名
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QuantFi SAS
- 住所
- 55 Rue la Boetie, Paris, France
- 電話番号
-
331-5603-6545