最近、年末年始の過ごし方に関する意識調査が行われ、結果が注目を集めています。ウォーキングアプリ「aruku&」を運営する株式会社ONE COMPATHが実施したこの調査は、全国の利用者12,801名を対象に、2025年11月25日から12月9日の期間に実施されました。この調査では年末年始の過ごし方や、頻繁に歩く習慣についての結果が示されました。
調査の結果、最も多かったのは「自宅でのんびり派」、その割合はなんと75.5%という圧倒的な数字。帰省を選んだのは約13.1%、旅行を選んだのは11.4%に留まりました。多くの人々が自宅で過ごすことを選んでいる様子が伺えます。また、自宅で過ごす理由としては、「お正月の移動は混雑するし、自宅が落ち着く」という意見があがり、あまり外に出たくない思いが強いようです。
一方で、旅行を計画する人の中には、「元気なうちにたくさん旅をしたい」といった意見も多く、年末年始を使ってアクティブに過ごす姿勢が見られます。興味深いのは、各グループの1日あたりの平均歩数。「旅行する派」が最も歩数が多く、13,147歩だったのに対し、「自宅でのんびり派」は11,834歩、「帰省する派」は11,557歩という結果でした。このことからも、行動的な姿勢を保っている人が旅行を選ぶ傾向にあることがわかります。
自宅で過ごすことが多い人たちが楽しみにしているのは、TVや動画を観ることや初詣、初売りなどの伝統行事です。また、孫と遊んだり、家族との時間を重視する声も多く、特に家族が集まる機会としてこの時期を大事にする人も多いようです。普段忙しくてできない料理や趣味に時間を使いたいという意見もあり、自宅で過ごす際の様々な楽しみ方があることが明らかになりました。
しかし、年末年始に食べ過ぎてしまうと感じる人も多く、82.6%が「ある」または「たまにある」と回答しました。そのため、運動量を意識している人も59.4%に上り、ウォーキングを取り入れた健康管理の必要性を感じていることがわかります。実際、82%が年末年始の運動不足解消に「ウォーキング」を選択しており、これはランニングや筋トレ以上の人気を誇ります。
さらに、年末年始の健康に関する目標を持つ人は40%に過ぎないものの、「ダイエット」や「健康第一」を目標にする声が多く、特に多くの人が「1日1万歩」など具体的な歩数目標を据えて自分に課する姿勢が見受けられました。これにより、日常的に運動を意識していることがうかがえます。
このように、年末年始の過ごし方についての調査は、単なる休暇の過ごし方のみならず、日常生活の中で運動や健康意識がどのように結びついているかを明らかにしました。これらの結果を通じて、健康的なライフスタイルを維持することの重要性が鮮明になりました。今後も「aruku&」のようなアプリが、このような意識づけにどのように寄与していくかが楽しみです。