はーとふる農園
2025-09-16 12:08:18

横須賀市に開所した障がい者農園「はーとふる農園」の意義と展望

横須賀市の「はーとふる農園よこすか」開所の背景と目的



2025年8月30日、横須賀市にて新たな障がい者農園「はーとふる農園よこすか」が開所されました。このプロジェクトは、日建リース工業株式会社が横須賀市と連携し、障がい者の幸せな就労環境を創出することを目指しています。

「はーとふる農園」とは?



「はーとふる農園」が目指すのは、野菜だけでなく、心の豊かさや働く喜びを育む場です。この取り組みは、障がいのある方々が農業を通じて自立し、地域社会と共生していくための新たなモデルとなっています。開設の背景には、障がいのある息子を持つ親の切実な声がありました。この想いが日建リース工業及び横須賀市を動かし、農園の実現につながりました。

高床式砂栽培システムの導入



「はーとふる農園よこすか」では、建設用仮設資材を再利用した独自の「高床式砂栽培」システムを導入しています。このシステムは、障がいのある方々が快適に作業できる環境を提供し、土で服を汚す心配もありません。農園では主にベビーリーフを栽培し、マニュアルに基づいた簡易な作業を通じて成長を実感できる仕組みを構築しています。収穫された野菜は、地域の飲食店やスーパーにて販売され、地域経済にも貢献する予定です。

開所式の様子



開所式には、小泉進次郎農林水産大臣や横須賀市の上地克明市長をはじめ、多くのご来賓が出席されました。お二人からはこの事業への期待を込めた熱い言葉が寄せられ、関係者のテープカットで新たな取り組みのスタートが祝福されました。

また、地域の皆様の協力により特製軽食が振る舞われました。このバーガーには、障がいのある方々が育てたベビーリーフを用いたジェノベーゼソースや、日建リース工業の陸上養殖で生産されたヒラメのフライが挟まれており、地域との連携が強まる象徴的な一品となりました。

経済的自立を目指して



「はーとふる農園」は、障がいのある方々に対して安心して長く働ける場所を提供し、経済的な自立を推進しています。これまでに全国の6か所で農園を立ち上げ、353名の障がいのある方々の雇用創出を達成しました。定着率は驚異の97%を記録するなど、今後の展望は明るいものです。

今後も地域の雇用創出に貢献し、共生社会の実現を目指して活動を展開していく方針です。「はーとふる農園」は、ただの農場ではなく、障がいのある方々と地域が共に育ちあう場所として大きな意義を持つでしょう。

日建リース工業の理念



日建リース工業は1967年に創業し、建設業向けの仮設レンタル事業を通じて培った技術を活かし、新たな農業システムを開発しています。社会課題の解決に向けた取り組みを進めており、障がい者雇用についても積極的に支援を行っています。

このような活動は、温かい社会を実現するための一歩であり、今後もさらなる展開が期待されます。地域に根ざし、共に生きていくための「はーとふる農園」の活動を今後も見守っていきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
日建リース工業株式会社
住所
東京都千代田区猿楽町2-7-8住友水道橋ビル3階
電話番号
03-3295-9111

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。