小学生が歴史を舞台で熱演!新作能『本能寺』
2026年1月24日、京都府亀岡市で新作能『本能寺』が上演されることが決定しました。この公演は、亀岡市制70周年を記念したもので、地元の小中学生が甲冑を纏い、自ら歴史を演じるというユニークな試みです。主催は亀岡光秀まつり実行委員会で、プロの能楽師20名が一緒に出演します。
プロデューサーの思い
実行委員会の実行委員長・奥村昌信は、「地域の子どもたちに歴史を学んでほしい」ために、このイベントを企画しました。明智光秀は亀岡市の歴史に深く関わる重要な人物であり、その足跡をたどることで地域の文化への理解を深めてほしいという願いが込められています。
スペクタクル新作能『本能寺』の詳細
この新作能は、日本の歴史上、特に有名な事件『本能寺の変』を題材にしており、丹波亀山城跡で繰り広げられます。物語は、明智光秀が織田信長に謀反を起こしたきっかけや、その背景に迫った内容となっています。全12回にわたる稽古を経て、子どもたちはプロの指導のもとでの演技に挑戦します。
参加者の情熱
出演予定の市内小中学生16名は、甲冑を着用して出演することから、観客に強い印象を与えることでしょう。練習を重ねて、真剣に取り組む姿勢は多くの期待を寄せられています。また、観世流の林家当主・林喜右衛門や大倉流の上田敦史が監修・出演を行うため、舞台の質も非常に高いものとなっています。
開催場所とチケット情報
公演は、亀岡市のガレリアかめおかにて、2026年1月24日(土)14:00に開始します。開場は13:30です。チケットは、A席2,000円、B席(一般)1,000円、B席(高校生以下)500円で販売されています。
チケットの販売は2025年11月15日から開始予定で、専用サイトから購入できます。この機会に、多くの人に能楽と歴史の魅力を体験してほしいですね。
亀岡市と能楽の深い関係
亀岡市は明智光秀に深く結びついており、彼が丹波亀山城を築いた際、地域発展の礎を築きました。さらに、亀岡は能楽とも強い結びつきがあり、その源流の一つがこの地にあったと言われています。地域の歴史を知ることが、今日の能楽の重要さを理解することにも繋がります。
まとめ
新作能『本能寺』は、亀岡市にとって地域の歴史を振り返り、次世代を担う子どもたちが文化を学ぶ大切な一歩となるでしょう。公演を通じて、地域全体が一つになり、伝統文化を盛り上げる素晴らしい機会です。この貴重な舞台をぜひお見逃しなく!