デジタルアートの新たな可能性を探る「DIG SHIBUYA 2026」
2026年の2月、渋谷はデジタルアートの祭典「DIG SHIBUYA 2026」で盛り上がります。本イベントは、NEORT株式会社が担う「SCREENS CONTEXTUALIZED」という公式プログラムによって、渋谷のさまざまなデジタルサイネージを舞台として新しいアートの表現を実現します。
サイネージを利用した文化表現の拡張
NEORTは、デジタルアートとテクノロジーの融合に取り組む企業で、これまでにも多くのプロジェクトを展開してきました。「SCREENS CONTEXTUALIZED」では、渋谷区内のMIYASHITA PARK、渋谷PARCO、渋谷ヒカリエなど、計10カ所に設置された50面以上のデジタルサイネージでアーティストたちの作品を展示します。これにより、街全体がアートの展示空間に変わるのです。
このプロジェクトは、特に公共の場におけるデジタルサイネージの活用方法を変革することを目的としています。従来の商業メッセージ発信だけではなく、アートの発信源としての役割を果たすことで、豊かな文化体験を提供します。
公募プログラム「Weather Writes」
また、MIYASHITA PARKでは「Weather Writes — 詩的現象としての『天気』」をテーマにした公募プログラムも実施されます。このプログラムは、世界中のアーティストに対し、新たな表現機会を提供するものです。「天気」を主題に、さまざまな気象現象を「詩的現象」として捉えた作品が求められます。このようにすることで、都市の上空での気象現象に関する新たな視点が引き出されるでしょう。
参加アーティストには、国内外で活躍するデジタルアーティストたちが名を連ね、キュレーションアーティスト8名と公募によって選ばれた42名のアーティスト、合わせて50名の作品が展示される予定です。
3つの柱に基づくプロジェクトの展開
「SCREENS CONTEXTUALIZED」では、次の3つの柱に基づいて展開されます。
1.
PUBLIC ART - サイネージをパブリックアートの舞台に:50名以上のアーティストによる作品を展示し、状況に応じた作品を制作。
2.
ARCHIVE - 文化として堆積させる:アーカイブを通じて、展示作品やリサーチ成果をウェブ上に記録・公開。
3.
EXHIBITION IN GALLERY - サイネージの背後にある物語を探求:施工者やアーティストへのインタビューを通じて、サイネージの歴史や製作意図を発信します。
イベントの詳細
DIG SHIBUYA 2026は、2026年2月13日から15日までの期間中、渋谷の公園通り周辺エリアで開催されます。このイベントでは、30以上のプログラムが用意されており、渋谷の街を歩くだけで最新のテクノロジーやアートに触れることができます。
参加は無料ですが、一部のプログラムは有料となっています。ぜひ、渋谷を訪れてデジタルアートの最前線を体験してみてください!
まとめ
「DIG SHIBUYA 2026」とNEORTが手掛ける「SCREENS CONTEXTUALIZED」は、デジタルアートがもたらす新たな文化表現の可能性を引き出す提案です。これにより、渋谷の街はアートとテクノロジーが融合した新たなカルチャースポットへと変貌を遂げることでしょう。