ヒシ堆肥を活用したサステナブルな野菜スープとカクテル
三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社(MJHR)は、皇居外苑のヒシを使用した堆肥で育てた野菜を使ったスープやオリジナルカクテルの提供を開始します。このプロジェクトは、環境に配慮した取り組みとして注目を集めています。
ヒシ堆肥の活用とは?
皇居外苑濠に自生するヒシ(菱)は、地元の生態系において重要な役割を果たしています。三菱地所グループは、環境省と連携し、2017年から「濠プロジェクト」を展開してきました。このプロジェクトでは、皇居外苑濠の水辺生態系の復元と生物多様性の保全を目指しています。特に、ヒシが過剰に繁殖することによる環境問題を解決するため、環境省が定期的に刈取を行い、その際の水草を堆肥化して有効利用しています。
この堆肥を使用し、山梨県の有機農家と協力して栽培されたトウモロコシと玉ねぎが、ロイヤルパークホテルズにてスープとして提供されることになりました。これにより、都市と地方を結ぶ新たな資源循環の仕組みが生まれています。
スープの魅力
提供されるスープは、トウモロコシと玉ねぎの2種類です。トウモロコシを使用した冷製スープでは、その自然な甘みを引き出すために、あえて粒を残さず滑らかな舌触りに仕上げられています。また、おいしいオニオンスープも用意されており、玉ねぎの甘みとバターの香ばしさが融合した、心温まる味わいを楽しむことができます。
提供場所と期間
この美味しいスープは、2025年9月16日から11月21日までの限定で、ロイヤルパークホテルズ全国14のホテルで提供されます。各ホテルごとに、スープの提供方法やメニューが異なるため、訪れる際にはぜひこちらもチェックしてください。
オリジナルカクテルも見逃せない
ヒシ堆肥で育てた野菜を活用したカクテルも楽しむことができます。アイコニックブランドの4つのホテル(東京汐留、名古屋、京都、大阪御堂筋)では、玉ねぎを使用した特製カクテルが提供される予定です。これらは、いずれも「KNOT」がテーマであり、人と人、都市と地方の結びつきを象徴するものとなっています。
カクテルの内容
それぞれのホテルのバーテンダーが考案したカクテルは、玉ねぎをベースにした独自のレシピで作られ、他では味わえない特別な味を楽しむことができます。「ONION 葱roni」や「Spicy Onion Sour」など、ユニークなメニューが揃い、一杯一杯にこだわりを感じることができるでしょう。
SDGsへの貢献
この取り組みは、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」や目標12「つくる責任つかう責任」、さらには目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献を目指しています。環境意識の高いお客様にとっても、魅力的な体験となることでしょう。
まとめ
ロイヤルパークホテルズで提供されるヒシ堆肥を活用した野菜のスープやカクテルは、ただの料理ではなく、持続可能な未来に向けた大切な一歩となります。ぜひ、この機会に味わってみてください。
この新たな試みは、心身ともに満たされる素晴らしい体験を提供することでしょう。