ボルテックスが手がけるリノベーション賃貸レジデンスの魅力とは
株式会社ボルテックス(東京都千代田区)が、同社初のリノベーション賃貸レジデンス「VORT深沢residence」を発表しました。このプロジェクトは、資金調達をクラウドファンディングサービス「Funds(ファンズ)」を通じて行い、募集開始初日に5億円の募集を達成しました。
プロジェクトの背景
ボルテックスは、「区分所有オフィス」を中心に資産形成のコンサルティングを展開し、富の再分配を実現するという理念の下、社会格差の是正に取り組んでいます。その一環として、持続可能な社会の実現を目指し、中古不動産の活用を図るため、リノベーション・プラットフォームを運営するリノベる株式会社と協業しています。
リノベーションによる資産の有効活用とサステナビリティに対する取り組みは、環境負荷を抑えつつ地域の魅力を引き出す重要な手法です。ボルテックスは、2023年9月にリノベるに出資し、今回の「VORT深沢residence」はその協業第1弾となる重要なプロジェクトです。
「VORT深沢residence」の特長
この賃貸プロジェクトは、世田谷区深沢という緑豊かな高級住宅街に位置し、周囲は教育機関や飲食店が充実しており、ペット関連施設もあります。また、交通機関へのアクセスも良く、東急大井町線や田園都市線にそれぞれ徒歩圏内という便利な立地です。
リノベーションのデザインは、アーチ状のヴィンテージ感を大切にしつつ、居住空間を多様に変化させる工夫が施されています。すべての住戸は、ペット対応の設備を備えており、単身世帯やDINKs世帯をターゲットにした住まいのプランとなっています。特に注目すべき点は、間取りを柔軟に変更できる設計で、リビングはインナーテラスとして楽しむことも可能です。
環境への配慮と耐震改修
「VORT深沢residence」では、1975年に建設された旧耐震基準の建物をリノベーションします。耐震性能の向上に努め、外壁の断熱改修や設備更新によって、エネルギー効率を高めます。これにより、賃貸としての使用を長期にわたって安定させ、地域への貢献も見込まれています。
本プロジェクトはリノベーションを通じて、CO₂排出量や廃棄物の削減を目指すものであり、持続可能な都市生活に寄与する取り組みと言えるでしょう。
クラウドファンディングの意義
今回の資金調達を通して、ボルテックスは地域社会の資産が健全に循環する仕組みを構築し続けることを目指します。新しい時代の資産運用として、クラウドファンディングは重要な役割を果たし、投資家や地域社会との強固なつながりを築くことが期待されています。
新たなリノベーション賃貸レジデンス「VORT深沢residence」は、2025年3月の竣工を目指し、ボルテックスとリノベるが共同して実施する持続可能な開発への第一歩です。今後も、地域社会との連携や投資家との関係構築を大切にし、サステナブルな社会の実現を推進していく考えです。