コンタクトレンズと環境
2024-08-08 12:15:00

リユースの日に考えるコンタクトレンズの捨て方と環境問題

8月8日はリユースの日、環境を考える日



毎年8月8日は、リユースの重要性を認識するために定められた「リユースの日」です。この日付は、∞(無限大)の形状が8に似ていることから、物の循環や再利用の理念を象徴しています。この日を機に、私たちの生活に取り入れている使い捨てコンタクトレンズの処分方法を見直してみましょう。

コンタクトレンズの現状



米国では、2018年に行われた調査によれば、約4,500万人のコンタクトレンズ使用者のうち、15~20%が使用済みのレンズをトイレやシンクに流していることが分かりました。年間に換算すると、なんと18~33億6000万枚のレンズが下水に流入しているのです。同様の問題がイギリスや日本でも指摘されており、日本の調査でも約28%の使用者がごみ箱ではない場所にコンタクトレンズを捨てているとのこと。無頓着な捨て方が環境へ及ぼす影響は計り知れません。

使用済みのコンタクトレンズがそのまま下水に流れ込むことで、マイクロプラスチックが発生し、最終的には海洋汚染につながっています。この現状に対して、私たち消費者一人ひとりが『つかう責任』を持つことが必要です。また、製品を提供しているメーカーも『つくる責任』を果たすことが求められています。

コンタクトレンズ産業の3Rへの取り組み



コンタクトレンズ製造業界は、環境保護に向けて様々な取り組みを進めています。ここでは、プラスチックニュートラルや3R(Reduce, Reuse, Recycle)に基づく活動のいくつかを紹介します。

プラスチックニュートラル



クーパービジョンは、プラスチックバンクと提携し、日本で流通する全てのコンタクトレンズ製品を「プラスチックニュートラル」とすることを発表しました。これにより、クーパービジョン製品の使用によるプラスチック排出量が実質的にゼロになります。また、アルコンも同様にプラスチック排出量の実質ゼロを目指すプロジェクトを始めています。

廃棄物の削減(Reduce)



製品包装の最小化や無駄を排除する方向性も重要です。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、紙包装の60%削減を実施し、年間で10トンのプラスチックを節約しています。メニコンでは、レンズ容器のプラスチック使用量を約80%削減し、不要なプラスチック廃材をリサイクルしています。

リサイクル(Recycle)



使用済みコンタクトレンズやその包装材料の回収と再利用に関するプロジェクトも進められています。クーパービジョンは、使用済みのブリスターを新たなプラスチック資源としてリサイクルするプロジェクトを運営しており、ジョンソン・エンド・ジョンソンも市販されているすべてのソフトコンタクトレンズを対象としたリサイクルプログラムを実施しています。メニコンやシードもそれぞれのリサイクルプロジェクトを推進しており、コンタクトレンズの環境負荷を低減するために活発に取り組んでいます。

再利用(Reuse)



Reuseについては、現在のところ衛生管理上の理由から難しい面がありますが、企業によっては1dayコンタクトレンズの販売や、長期間使用できるレンズの普及を通じてプラスチック廃棄量の削減に努めています。

未来へのステップ



現在、StockPointでは新たなキャンペーンを展開しており、メニコンの「MENICOiN」と「メニコンココカブ」をプレゼントしています。私たちStockPointは、企業の持続可能な取り組みを支持し、サステナブルな社会の実現に向けて日々努力しています。ポイント運用サービスを通じて、生活と投資の関係をより身近に感じられることを目指しています。

私たちの些細な行動が、未来の地球環境を守る力となります。リユースの日を機に、日常生活の中でできることを意識してみるのはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
STOCK POINT株式会社
住所
東京都港区六本木1-4-5アークヒルズサウスタワー16F WeWork 
電話番号
03-5860-6167

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