セーフィー、ベトナムに現地法人設立
クラウド録画サービスのリーダーであるセーフィー株式会社が、新たにベトナムに「SAFIE VIETNAM CO., LTD.」を設立したことを発表しました。この新拠点は、製造業や建設業の現場で業務の効率化や品質、安全性の向上に寄与することを目指しています。
新たなビジョンと市場の動向
セーフィーは、「映像から未来をつくる」というビジョンを掲げ、人々の意思決定をサポートするための取り組みを続けています。また、同社のクラウド録画サービスは日本国内でシェアNo.1を誇る実績があります。この度のベトナム進出は、映像を用いたソリューションを通じ、さらに多様な顧客のニーズに応えることを目指したものです。
ベトナムは東南アジアの中でも急速に経済成長を遂げており、2023年には実質GDP成長率が5.05%に達し、コロナ影響からも持ち直しています。この市場においては、特に製造業が重要な役割を占めており、工場の人手不足が課題とされています。セーフィーはこの状況をとらえ、現地法人を通じた映像を基にした現場ソリューションの提供を開始します。
現地法人の役割
設立された「SAFIE VIETNAM CO., LTD.」は、日系企業を中心としたクライアントに対して、日本の成功事例を基にデジタルツールを活用した業務効率や安全性向上を図ります。また、外資系やローカル企業への導入も視野に入れ、ボーダーレスな現場DXの推進を図ります。
具体的には、現地のカントリーマネジャーやサポートチームを配置し、消費者に対する迅速で効果的な顧客サポートを実現するための体制も整備しています。さらに、ベトナムの建設やインフラ業界は相対的に未成熟ですが、高い成長が見込まれており、その中でセーフィーの技術が役立つと考えています。
将来へのビジョン
今後、セーフィーはサプライチェーン全体を通じての映像サービス展開を目指しており、関係会社と協力することで一つのプラットフォームとして機能することを計画しています。こうした取り組みは、将来的にベトナム市場においても効果的な管理体制を確立し、品質向上を図るための基盤となるでしょう。
このように、セーフィーの進出は単なる拠点設立に留まらず、ベトナムの製造業や建設業の現場に対してもダイナミックに変化をもたらすことが期待されています。今後もセーフィーは、東南アジア市場のみならず、グローバルなビジネス展開を通じて、顧客の新たな市場開拓をサポートしていく姿勢を貫いていきます。