新展『身体と物質』
2026-02-09 13:32:52

加速社会における深さと遅さを探求する新展『身体と物質のエスノグラフィー』

新展『身体と物質のエスノグラフィー』の背景



2026年5月から11月まで、風光明媚なイタリア・ヴェネチアにて、影響力を持つ国際美術展「ヴェネチア・ビエンナーレ」に併せて開催される新展『身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ』は、私たちの日常生活と美術の関係を再考させる重要な機会です。本展を主催するのは、金沢で工芸の価値を再評価するために設立された認定NPO法人趣都金澤であり、アーティスティックディレクターを務めるのは、現代美術の先駆者である秋元雄史氏です。

展覧会の目的



本展の目的は、情報と消費が瞬時に循環する現代社会の中で、物を「つくること」の持つ別の時間感覚や身体的知覚を取り戻すことです。「工芸的アプローチ」を使って、作品や時間、身体との関わり方を違った視点で捉え直します。参加アーティストは、国内外で活躍する10名であり、彼らの多様な実践を通じて、物質との深い関与や身体に根ざした新理解を提示します。

参加アーティストには、沖潤子、川井雄仁、桑田卓郎、コムロタカヒロ、シゲ・フジシロ、舘鼻則孝、中田真裕、三嶋りつ惠、牟田陽日、綿結の方々が名を連ねています。

展示の見どころ


コンセプトの掘り下げ


本展は、作品を通して「エスノグラフィー(民族誌)」の視点を持ち込みます。これには素材を扱い、手を動かし、時間をかけて制作を行う作家たちの実践が含まれます。出展者は、陶芸やガラス、漆、繊維など多様な素材を使用し、それぞれの作品に独自の遅さや深さを反映させています。

例えば、桑田卓郎は陶器に生じる偶然性や破綻を積極的に受け入れ、それを作品として可視化します。一方、コムロタカヒロは都市文化とサブカルチャーのイメージを用いて、作品に新たな視点を与えます。このように各アーティストは、鑑賞者に新たな関与を促します。

歴史的パラッツォでの展示


本展の会場は、ヴェネツィアのパラッツォ・ピザーニ・サンタ・マリーナです。この歴史的な建物は、ヴェネツィアの都市文化や建築を体験するための理想的な場所です。展示は、建物の歴史性を生かし、静かな時間の流れを体感できるように設計されています。

展示デザインを手がけるのは、著名な建築家クラパット・ヤントラサスト氏。他の美術館での経験をもとに、鑑賞者が建築と作品、身体との関係を再考できるような空間を作り出します。展示には足場を使い、体の動きを促進することで、鑑賞体験を一新します。

参加アーティストの魅力


出展するアーティスト達は、各々が独自の素材や技法を駆使していることが特筆されます。沖潤子は、刺繍を通して日常生活の時間を表現し、川井雄仁は陶器の流動的な特性を強調します。桑田卓郎は、彫刻としての日常を問い直し、コムロタカヒロは視覚文化に新たな命を吹き込みます。

これらの作品は、鑑賞者に新しい体験をもたらすだけでなく、加速する社会の中に埋もれている「遅さ」や「深さ」の意義を問い掛けます。

開催情報


  • - タイトル: 身体と物質のエスノグラフィー―加速社会における遅さと深さ
  • - 会期: 2026年5月9日(土)~11月22日(日)(火曜休場)
  • - 時間: 11:00~19:00(5月9日~9月30日)、10:00~18:00(10月1日~11月22日)
  • - 会場: パラッツォ・ピザーニ・サンタ・マリーナ ヴェネツィア市カンナレージョ地区6104
  • - 入場: 無料

この展示は、単なる視覚的な体験を超え、時間をかけた思索を促します。私たちの生活を見つめ直し、物との関わり方を改めて考えるきっかけとなることでしょう。


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会社情報

会社名
認定NPO法人趣都金澤
住所
石川県金沢市下本多町6番丁40-1
電話番号

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