あずきバー新工場設立
2025-05-09 16:37:01

井村屋が新たにアイス工場を設立!あずきバーの販売増に向けた取り組み

井村屋株式会社が新たなアイス工場を設立



井村屋株式会社は、ロングセラー商品「あずきバー」シリーズの生産能力向上を目的に新しいアイス工場を三重県津市に設立することを発表しました。この新工場は、冷菓商品の供給体制を強化するための重要な一歩となります。特に『あずきバー』は、2024年度にはシリーズ合計で約3.3億本の販売を見込んでおり、その需要の高まりに応えるための措置です。

新工場設立の背景



井村屋は、冷菓事業全体で売上の3割以上を占めるまでに成長しています。特に「アズキバー」の人気は高く、国内での需要はもちろん、海外市場への輸出も急速に拡大しています。そのため、生産設備の強化と新商品の開発が急務となったことから、新工場の設立に至りました。

アイス新工場の詳細



新工場の基本コンセプトは、特色ある「あずきアイス商品」の生産・供給の拠点となることです。工場は井村屋株式会社の津工場内に位置し、鉄骨造の2階建てで、延べ面積は2,276.61㎡です。生産ラインの増設により、生産能力は従来の1.3倍に引き上げられ、新たなアイスバー商品を効率的に生産できるようになります。

生産フローと特長



新工場では、従来の施設と隣接することから、エネルギー管理が効率化されます。これは省人化を図る部分にも寄与し、適切な管理業務を行える体制が整います。また、あずきの加工については新たな技術も導入しており、素材の良さを最大限引き出すことが期待されています。特に充填工程では、コーティング技術の採用により、これまでにはなかった付加価値が創出される見込みです。

さらに、包装形態についてもフレキシブルに対応できるよう策定されており、さまざまなニーズに応えられる準備が整っています。環境への配慮も徹底されており、太陽光発電の設置や熱エネルギーの効率化が図られるほか、現在のラインよりも50%の節水が実現される計画です。

竣工予定と投資額



この新工場は2026年6月に竣工予定で、総設備投資額は約40億円を見込んでいます。新しい工場により、井村屋はさらなる成長を目指し、持続可能な発展を追求していく意向を示しています。

あずきバーの魅力



1973年に発売されたあずきバーは、「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」というアイデアから始まり、そのユニークなフレーバーで多くの人々に親しまれています。自然な原料のみを使用し、あずきの味わいや粒感が楽しめることが特徴で、質の高い製法にこだわっています。今後も市場のニーズに応えながら、さらなる改良を重ねていくことで、消費者に愛される商品であり続けるでしょう。

井村屋の新たな挑戦が、どのような成果をもたらすのか、今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
井村屋グループ株式会社
住所
三重県津市高茶屋7丁目1番1号
電話番号
059-234-2131

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