地域経済の未来を共に築く
地域に特化したおでかけメディア「JAPAN SELECT」を運営するJAPAN SELECT株式会社(東京都渋谷区)が、ソウルドアウトグループに参画することが発表されました。この決定は2026年1月1日付での連結子会社化を意味し、両社が手を組むことで地域経済の支援がより一層強化されることが期待されています。
背景と目的
「JAPAN SELECT」は、”Made in JAPANを世界に発信する”というビジョンのもと、220万人以上のフォロワーを抱える地域特化型SNSメディアを運営し、全国に広がる地域アンバサダーによるネットワークを活用したSNSマーケティング支援に取り組んできました。ですが、地域社会のマーケティングニーズは日々進化しており、観光に留まらない多角的な支援が求められています。このような背景から、ソウルドアウトグループと合流することが決定されたのです。
ソウルドアウトグループは、「ローカル×AIファースト構想」を掲げ、全国の中堅・中小企業の成長をデジタルマーケティングやソフトウェア、メディア運営を通じて支援しています。また、SNSを利用した包括的なマーケティング支援の強化にも注力しています。
この提携により、「JAPAN SELECT」が持つ地域SNSメディアや一次情報ネットワークと、ソウルドアウトが有するデジタルマーケティング基盤が融合することで、地域産業全体へ支援の幅が広がります。観光業だけでなく、多様な地域産業の振興を目指す2社の考え方が、一徳団結する形を取ることになります。
ソウルドアウト株式会社とは?
ソウルドアウトグループは、全国各地の中堅・中小企業に対して成長促進を支援する企業であり、地域密着型のサポートを重視しています。その結果、26の拠点を持ち、顧客の成長段階に応じたソリューションを提供しています。2016年に設立されたこの企業は、デジタル領域において地方企業の成功を後押しする役割を担っています。
各社の代表者コメント
ソウルドアウト株式会社 代表取締役社長CEO兼CCOの荒波修氏は、今回の参画について「地域に根ざしたローカル企業の支援を最重要テーマとし、今後も観光を含めた地域活性化の支援に注力していく」と意欲を見せました。
一方、「JAPAN SELECT」の代表、梅野涼太氏は、観光産業にとどまらず地域経済のデジタル化のポテンシャルに注目し、さらなる発展を目指すと語りました。彼は、ソウルドアウトの強固なマーケティング基盤が当社の持つ地域アセットと融合することで、新しい産業機会が創出されると期待しています。
地域インバウンド支援の新たなスタート
「JAPAN SELECT」は、全国の地域観光に特化したSNSやPR活動を展開し、特にインバウンド向けの促進にも力を入れています。今後、ソウルドアウトとのシナジーを生かし、観光から地方経済全体へと進化した支援が行われることになりそうです。この動きにより、地方から日本全体の経済を活性化させる新たな可能性が見えてきます。
地方の企業や観光業界が、デジタルを通じてどのように成長するのか、今後の展開が非常に楽しみです。
おわりに
地域に根ざした企業のデジタルマーケティングにおいて、JAPAN SELECTとソウルドアウトの提携は新たな希望を提供しています。両社の力が組み合わさることで、今後の地域経済がどのように進化していくのか、注目が集まります。