医療・介護DXを支える新システムが連携開始!
先日、株式会社プラスアルファ・コンサルティングとオーエムネットワーク株式会社が新たな連携を発表しました。特に注目を集めているのは、医療・介護現場向けの統合型ケアマネジメントシステム「HIcare Wellness(ハイケアウェルネス)」と、AIを利用したシフト自動作成システム「アールシフト」の統合です。この連携により、医療・介護現場における業務効率向上と、質の高いケアの提供が期待されています。
背景:高齢化社会における課題
日本は急速な高齢化の進展に直面しており、医療・介護の現場では様々な課題が浮上しています。特に人材不足が深刻で、職員にかかる業務負担は大きな問題です。令和6年度の介護報酬改定では、生産性向上を支援する新たな加算が設けられ、医療・介護サービスの質を保ちながら業務の改善が求められています。
シフト管理の課題
医療・介護現場では、職員のシフト作成は非常に手間がかかる作業です。曜日ごとの必要な職員数、職種、休暇希望など、多くの要素を考慮しなければなりません。このため、シフト作成やその精査にかかる時間は膨大で、人為的ミスのリスクも伴っています。
連携システムの特徴
1. AIによるシフト自動作成
新たに導入されたAIを利用したシフト自動作成機能は、月間シフト表を最短で1分で作成可能です。これにより、職員のシフト作成作業の時間を大幅に削減し、変更が必要になる事態を減らします。
2. 複雑な条件に対応
各職員のスキルや資格、チーム構成、休暇希望など、多様な条件を考慮に入れて最適なシフトを作成します。これにより、現場特有の状況にも柔軟に対応できます。
3. 簡単な初期設定
シフトシステムの導入に際して多くの負担がかかりますが、AIが過去のデータから傾向を学習し、初期設定の際の手間を軽減します。
4. シフト診断機能
作成したシフトの結果も自動的に診断され、改善点の数値化も可能です。これにより、持続的な品質向上が促進されます。
未来の展望
「HIcare Wellness」と「アールシフト」の連携強化により、医療・介護現場での帳票作成や勤怠管理の自動化が進められる予定です。こうした取り組みが進むことで、より持続可能なケアの提供が実現されることでしょう。
トライアルキャンペーンも実施中
現在、「HIcare Wellness」では、医療・介護システムの導入を検討している自治体や医療機関、介護施設を対象にトライアルキャンペーンを実施しています。このチャンスを利用して、課題解決に向けた具体的な相談が可能です。
会社概要
プラスアルファ・コンサルティングは「見える化プラットフォーム企業」として、顧客データを活用し情報の可視化を行っています。オーエムネットワークは、小売・サービス業のお客様向けに、様々なクラウドサービスを提供し、特にシフト管理の分野で強みを持っています。
この新たな連携によって、今後の医療・介護現場における業務効率化とサービスの質向上が期待されています。