エックスサーバー、男女育休取得率を高める新制度を導入

エックスサーバーの育児支援策の進展

エックスサーバー株式会社は、令和6年度において注目すべき育児休業取得率を達成しました。男性の育休取得率が83%で、女性は100%という素晴らしい結果を得ています。これは、会社が育児支援に真剣に取り組む姿勢を示すものであり、多様な働き方を実現するための新たな制度を導入しています。

男性育休取得率の現状

厚生労働省によると、令和5年度の男性育児休業取得率はわずか30.1%にとどまっています。この数値は依然として低水準のままであり、育休取得が難しい文化や心理的な障害が根強く存在しています。エックスサーバーはこの課題を自社の問題として捉え、積極的に対策を講じることで、男性社員が安心して育児休暇を取得できる環境を整備してきました。

具体的な支援策

企業主導型保育園の利用

社員が安心して育児とキャリアを両立できるよう、エックスサーバーでは企業主導型保育園の共同利用を進めています。多様な働き方に対応できる保育サービスを利用することで、子育て世代の社員にとって働きやすい環境を提供しています。

ハイブリッド勤務の導入

オフィス勤務とリモートワークを組み合わせたハイブリッド勤務を推奨し、家庭と仕事のバランスをとる環境を実現しています。この柔軟な働き方により、社員は必要に応じて自らのライフスタイルに合った働き方を選択できます。

スムーズな職場復帰支援

産休・育休中の社員も安心して過ごせるよう、上司や人事担当者とのコミュニケーションを強化。必要な手続きについては気軽にチャットで相談できる仕組みを整えており、復帰への不安を軽減しています。

育児短時間勤務の拡大

一般的に共働き世帯が増える中で、育児短時間勤務制度の対象を「3歳未満」に限定する企業が多い中、エックスサーバーではこの範囲を「小学校卒業まで」に拡大しました。これは、子どもの成長において非常に重要な時期に柔軟な働き方を提供することで、従業員が自分のキャリアを維持しやすくするためです。

育児短時間勤務を拡大することは、従業員にとって大きな安心材料の一つとなります。多様な人材がその能力を最大限に発揮できる環境を整えることで、ますます素晴らしい職場を目指しています。

未来に向けて

人事課の課長である小池氏も、今年4月に子どもが小学校に入学したことから、育児短時間勤務制度の重要性を実感しています。「法定基準を超えた制度があることで、大きな安心感を得ている」と述べ、育休の取得が精神的な支えになることを強調しています。

これからもエックスサーバーは、社員が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整備し、育児支援策の強化を続けていく方針を示しています。従業員一人ひとりが自分のライフステージにおいて能力を最大限に発揮できるよう、柔軟で安心して働ける職場づくりに注力していくことでしょう。