2025年最新の不動産マーケットレポート
株式会社TERASSが発表した2025年10月版の「TERASS Market Report」では、不動産市場の最新状況が詳しく整理されています。特に、サナエノミクスの影響が不動産に与える影響や、人気駅のランキングに注目が集まっています。これからの不動産市場は、どのように変化していくのでしょうか。
不動産市場の現状:中期的な見通し
居住用不動産に関しては、中古マンションの成約価格がこの6ヵ月で約6万円上昇し、需給は均衡している状態です。特に、一都三県ではすべての都県で価格が上昇しています。中古マンションの在庫も、緩やかに減少してきています。
一方、新築戸建ての価格は、一旦静止状態にあり、東京都ではわずかながら減少傾向が見られます。特に、2024年以降には新築戸建ての在庫減少が続いており、千葉県以外のエリアでは減少が続いています。
また、住宅ローンの金利動向にも注目が必要です。2024年7月以降、変動金利が上昇し続けており、今後も半年ごとに上昇する見込みです。この傾向は、住宅購入を検討している方にとって重要なポイントとなるでしょう。
人気駅ランキングから見る市場トレンド
約4.8万人が利用する「Terass Offer」では、住宅購入の希望駅として集計されたデータを基に、人気駅ランキングが発表されました。ここでは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の状況を詳しく見てみましょう。
東京都
目黒が不動の1位を維持し、荻窪が2位にジャンプアップしました。そして、品川が新たに3位に入りました。これは、品川で進行中の大規模再開発に伴う期待が影響していると考えられます。
神奈川県
横浜と武蔵小杉の順位が入れ替わりましたが、全体の傾向は変わりません。都心へのアクセスが良いエリアへ人気が集まっています。
埼玉県
浦和が1位、大宮が2位をキープ。和光市は順位を下降しましたが、南浦和と東武東上線エリアが人気を集めています。
千葉県
市川が1位に輝き、船橋や京成船橋も上位に顔を揃えています。
投資不動産の動向
投資用不動産に目を向けると、一棟アパートの利回りが上昇傾向にあります。区分マンションの価格も上昇しており、過去5年間で最高値を記録しました。しかし、利回りは依然として低水準に留まっています。また、一棟マンションの価格も微増しており、表面利回りはほぼ安定しています。
まとめ
TERASSの代表である江口亮介氏は、サナエノミクスの政策が不動産市場においてポジティブな要因をもたらすと確信しています。ただし、エリアごとの三極化が進み、外国人による土地購入への規制強化が懸念される中、慎重な判断が求められます。
今後も、適正な金利や政策に基づき、賢い不動産取引を行うためには、早めの意思決定がカギとなるでしょう。興味がある方は、是非TERASSで住宅購入の相談をしてみてはいかがでしょうか。詳細は
こちら。