香川県の交通革新を目指すscheme vergeが資金調達を実施
scheme verge株式会社は、観光業の多様化と個別化が進む現代において、新たな交通関連サービス「Horai」を開発しています。このサービスは主に香川県を中心に、瀬戸内海地域の島々や半島を結ぶ海上の移動手段を提供し、特に瀬戸内国際芸術祭に合わせて、地域全体のアクセシビリティを高めることを目指しています。
先ごろ、scheme vergeは第三者割当増資による資金調達を行い、この資金を活用して観光事業者や交通事業者との連携を深め、カスタマー向けのアプリ開発を進めていく予定です。また、このアプリを用いた実証実験も行うため、具体的な交通サービスの提供を目指します。
今回の資金調達には、瀬戸内海地域の交通および観光関連事業に携わる個人投資家である真鍋康正氏などが参加しています。地域の関係者と連携を強化し、快適な観光体験を提供するための受け入れ体制の構築に取り組む意向です。
日本では訪日外国人の増加や国際線の就航が進む中、地域の定住人口は減少しているものの、「見て帰るだけの観光」ではなく、「語り合いながら通う観光」の実現に向けたソリューションを展開していく計画です。また、このモデルは全国へ拡大する可能性を秘めています。
東京のAI特化型インキュベーター、DEEPCOREも今回の資金調達に参加しています。DEEPCOREとの連携により、「AIを活用した事業展開」に注力する方針を掲げ、効率的なインフラの構築を目指しています。
scheme vergeは、「Urban as a Service」をキーコンセプトに、産学官民の多様な組織と連携し、テクノロジーを用いた分散型インフラの実現を追求しています。それにより、シェアリングエコノミーやIoTデータの効果的な利用を進め、生活に根ざしたビジネスモデルを構築することを目指しています。これからの事業展開が地域や生活にどのように影響を及ぼすのか注目です。
会社概要
- - 会社名: scheme verge株式会社
- - 設立日: 2018年7月24日
- - 代表取締役: 嶂南 達貴
- - 所在地: 東京都文京区本郷5丁目25番16号BAMBIビル3階303号室
- - 業務内容:
- 都市・交通ソリューションの設計・開発・提供
- 技術課題や社会課題の調査及び提言
- 情報処理・情報通信に関するサービスの開発・販売・賃貸