次世代IoTソリューション「EdgeSmart Technology®」が登場
TwinSense株式会社が、業界初となるニューロモフィックセンシング・コンピューティング技術を活用した次世代IoTソリューション「EdgeSmart Technology®」を開発しました。この革新的な技術は、人や車の動きをリアルタイムで高効率に解析することを目的としています。サービス提供は2025年内に開始される見込みです。
ニューロモフィックセンシングとは
「ニューロモフィックセンシング」は、生物の脳の神経細胞の働きを模したコンピューティング技術であり、データ処理の高速化と省電力化が期待されています。TwinSense社はこの分野に早くから注目し、昨年12月に設立しました。設立以来、技術の社会実装に向けた取り組みを行い、「ニューロモフィック・プロセッシング」の開発や「統合開発環境プラットフォーム」の整備に成功しました。
「EdgeSmart Technology®」の特徴
このサービスは、イベントカメラとRaspberry Pi 5を内蔵したエッジIoT機器「EdgeBX®」を使用し、AIを駆使した高精度な解析を実現します。クラウドと連携しながら、現場でリアルタイムにデータ解析を行い、必要な情報を即座に提供します。これにより、消費電力や通信コスト、ストレージの必要量を大幅に削減できます。従来のソリューションが抱えるさまざまな課題を解決し、人、車、河川の動きまでを迅速かつ正確に把握することが可能となります。
エッジ機器の開発はセンチュリーアークス社が担当し、TwinSense社がソフトウェアとクラウドの構築を行います。この連携によって、初めてのサービスは2025年内に提供される予定です。
イベント情報
エッジ機器「EdgeBX®」の試作機は、2025年6月11日から開催される「画像センシング展2025」のセンチュリーアークス社のブース(AS-9)にて展示され、具体的な機能を体験する機会が用意されます。展示内容には人流や人の行動分析、商業施設での混雑検知や事故防止を目的としたデモが含まれます。
実用化の期待と活用シーン
「EdgeSmart Technology®」の実用化により、以下のような場面での活用が期待されています:
- 交通量や渋滞の分析
- 人流や行動のリアルタイム分析
- 高齢者や患者の異常検知
- 河川の増水や落石の検知
- 家畜や虫の動きの検知
農業や漁業においては、虫の動きをカウントすることで受粉管理や農薬散布を効率化する利用が想定されています。また、河川やダムの水位をリアルタイムで監視し、災害予兆を事前に察知することに役立ちます。
TwinSense株式会社について
TwinSense株式会社は、ニューロモフィックセンシングとプロセッシングを通じて、革新的なソリューションを提供し、社会課題を解決することを目指しています。詳細は公式サイトをご覧ください:
TwinSense公式サイト
株式会社センチュリーアークスについて
センチュリーアークス社は、光学技術を駆使して社会に貢献する企業です。最先端の技術を開発し、多様なビジネスニーズに応えることを目指しています。公式サイトは
センチュリーアークス公式サイト。
お問い合わせ先
TwinSense株式会社
E-mail:
[email protected]