3.11メモリアルネットワーク基金による震災伝承の支援
公益社団法人3.11メモリアルネットワークは、2023年度の助成金を通じて、東日本大震災に関する伝承活動を行う団体を支援するための公募を実施しています。この基金は、震災がもたらした教訓を未来に伝え、災害に強い社会の実現を目指しています。
助成の概要
助成金は、総額1,000万円が用意されており、団体の活動に応じてAコース(上限150万円、約4団体程度)およびBコース(上限50万円、約8団体程度)に分かれています。これにより、震災伝承や防災・減災活動に取り組む市民や団体が、その活動を継続しやすくできる仕組みが提供されています。
助成期間は2023年4月1日から2024年3月31日までの1年間となっており、計画的な支援を通じて、根本的な問題に取り組むことが期待されています。
対象団体の要件
助成を受けるには、以下の3つの要件を満たす必要があります。まず、東日本大震災で被災した地域で活動を行う団体であること。次に、他の団体と協力し合い、効果的に活動を展開できる体制を整えていること。最後に、しっかりした経理体制を有し、透明性の高い報告が可能であることが求められます。
このような要件をクリアする団体にとって、この助成金は、震災の教訓を次世代へ受け継ぐ重要な支援となるでしょう。
震災伝承の重要性
震災の記憶をのできる限り多くの人と分かち合い、忘れないための活動が求められています。特に「語り部」としての活動や地域の防災に関する知識の普及活動は、次世代の安全な生活を築くために欠かせません。実際、2020年度の助成開始以来、申請数は増加しており、震災伝承に関する活動への関心が高まっています。
みんなの参加を
3.11メモリアルネットワークは、「命をつなぐ未来を拓く」をテーマに、岩手・宮城・福島の各県を中心に活動を展開しています。このネットワークが推し進めている震災伝承活動を応援するために、ぜひ多くの団体や一般市民が関心を持ち、参加していただければと思います。また公募の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。ぜひ、支持の輪を広げる一助となりましょう。
詳細は
こちらや、3.11メモリアルネットワークの公式サイト
こちらで確認できます。