ユニオンテック、新クリエイティブディレクター就任と事業改革
ユニオンテック株式会社(東京都渋谷区)は、事業拡大を進める中で新たな組織改編を行い、2025年12月よりエグゼクティブクリエイティブデザイナーとして劉洋氏を迎えることを発表しました。会社のミッションである「Build a new standard.」を基に、さらなる成長を目指すこの改革は、特に「Beauty & Medical Clinic部」の新設と「ラグジュアリーレジデンス事業部」の設立に焦点を当てています。
組織改編の狙い
今回の体制強化は、事業の専門性を高め、瞬時の意思決定を可能とするためのものです。劉氏は、美容医療クリニックと富裕層専用レジデンスのデザインに関する専門知識と経験を活かし、空間品質を向上させるための監修を行います。特に、空間デザインにおいて新たなクリエイティブ基準を設け、顧客体験の向上を図ることを目指しています。
劉洋氏の経歴
劉洋氏は1989年に中国・南京で生まれ、2017年に文化学園大学のインテリアデザイン学科を卒業後、株式会社TOFUにてリードデザイナーとしてのキャリアをスタート。彼はアジア各国の五つ星ラグジュアリーホテルや高級レストランの設計に携わり、空間を通じたブランド価値の向上に寄与してきました。2024年にTOFUを退社後、2025年にユニオンテックに加わることが決定しました。
事業成長を支える組織戦略
「Beauty & Medical Clinic部」は、発足以来クリニックブランディングから空間体験の設計・施工までを一貫して行ってきました。今期の売上は約40.7億円を見込む成長を遂げており、この成長を背景に専門性を強化するために組織的に拡充します。急成長している美容医療市場に対応するため、顧客が求める空間価値を提供する体制を整えます。
一方、「ラグジュアリーレジデンス事業部」は、富裕層向けの住宅デザイン市場に特化した新しい事業部です。「ファイブスターを超える体験をデザインする」というビジョンのもと、PRIVATE RESIDENCEとHOSPITALITY & ASSETの二つの領域で、国内外のプロフェッショナルと共に新たな空間価値を提供する計画です。
まとめ
ユニオンテックの新たな方向性と体制の強化は、企業のさらなる成長を支えるための重要な一歩です。新クリエイティブディレクター・劉洋氏のもと、同社は空間設計の新たな基準を打ち立て、顧客ニーズに応え続けることで、国内外での競争力を高めていくことでしょう。注目の組織改革が、どのような成果をもたらすのか、今後の展開に期待が寄せられます。