人機一体、人型ロボット発表会
2024-07-19 09:25:27

立命館大学発スタートアップ「人機一体」、世界初のハイブリッド力制御方式人型ロボット成果発表会を開催

立命館大学発スタートアップ「人機一体」、世界初のハイブリッド力制御方式人型ロボット成果発表会を開催



滋賀県草津市に本社を置く株式会社人機一体は、立命館大学との共催で、世界初となる「ハイブリッド力制御方式」を採用した人型ロボットの成果発表会を実施しました。

人機一体は、「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」という理念のもと、川崎重工業株式会社のヒューマノイドロボット「Kaleido」を用いて研究開発を進めています。今回の発表会では、独自開発した制御技術「ハイブリッドオートバランス制御(HABC)」を搭載した「零一式カレイド ver.1.1」が披露されました。

世界初のハイブリッド力制御方式とは?



「ハイブリッド力制御方式」は、人型ロボットが人間の動作をより自然に、そして安全に再現することを可能にする画期的な技術です。従来のロボット制御では、力と位置のどちらか一方しか制御することができませんでしたが、人機一体が開発したこの技術は、力と位置を同時に制御することで、より人間に近い動作を実現しました。

デモンストレーションで実力を披露



発表会では、「零一式カレイド ver.1.1」を用いたデモンストレーションが行われました。遠隔操作による他ロボットとの協調作業や、人との協調作業などが披露され、現場での実用化をイメージできる内容となりました。

鉄道分野への貢献



人機一体は、JR西日本や日本信号株式会社と共同で、鉄道分野における高所重作業の機械化を目指した研究開発も行っています。2022年4月から草津訓練線で実証試験を実施してきた「零式人機 ver.2.0」は、人型重機が高所作業車のブーム先端に取り付けられ、遠隔操作で自在に操縦できます。

草津訓練線での試験結果を受け、零式人機 ver.2.0をベースとした「多機能鉄道重機」が日本信号から製品化され、2024年7月以降順次、JR西日本の営業線での鉄道設備メンテナンスに導入される予定です。

地域との連携



人機一体は、立命館大学発のスタートアップ企業として、滋賀県や草津市とも連携を深めています。草津市内に本社を構え、地元金融機関からの支援も受けています。

未来への展望



人機一体は、人型重機の社会実装に向けた取り組みを加速させていく予定です。今回の成果発表会で示された技術は、様々な分野で活躍する人型ロボット開発への貢献が期待されます。

株式会社人機一体 会社概要



代表者:金岡博士(Dr. KANAOKA)
所在地:滋賀県草津市青地町648番地1
創立:2007 年 10 月 01 日
創業:2015 年 10 月 01 日(現商号への変更日)
資本金:1 億円
事業内容:先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援のための知的財産活用サービス
* URL:https://www.jinki.jp/


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会社情報

会社名
株式会社人機一体
住所
滋賀県草津市青地町 648-1秘密基地人機一体
電話番号

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