タレントアンドアセスメントとPKSHA Technology、資本業務提携の実現
東京都港区に本社を構える株式会社タレントアンドアセスメントは、東京都文京区の株式会社PKSHA Technologyと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携により、タレントアンドアセスメントが提供する革新的な対話型AI面接サービスであるSHaiNの機能向上が期待されます。
タレントアンドアセスメントのSHaiNは、現在660社以上で導入されており、多くの企業から支持されています。この提携は、SHaiNの更なる進化を促進し、採用プロセスにおけるAIの活用を一層進めるものです。PKSHA Technologyは「未来のソフトウエアを形にする」というミッションを掲げ、独自の自然言語処理技術や生成AIを活用して有望な技術を開発しています。
提携の背景とは?
今回の資本業務提携では、タレントアンドアセスメントが一部の既存株主の株式をPKSHA Technologyに譲渡する形で進められ、強固な戦略的パートナーシップが確立されます。この結びつきにより、SHaiNはPKSHA Technologyの技術を取り入れることで、面接時のAIとの対話体験が向上し、評価レポートの質も改善される見込みです。
SHaiNの特長とメリット
SHaiNは、AIを用いて面接を行う先進的なサービスで、受検者はスマートフォンやタブレットを利用して、非対面でMIと対話しながら面接を受けることができます。このため、選考辞退などの機会損失を低減し、採用企業にとっても公正な評価を実現しています。企業側は面接評価レポートを分析し、候補者に合わせた質問や動機付けを行うことが可能です。
SHaiNの導入企業は、遠隔地にいる受検者への面接機会を提供したり、評価レポートの活用や採用担当者の工数削減を実現するなど、多くのメリットを享受しています。
AI規制における安全性
2024年から施行されるEUのAI規制法において、採用におけるAI活用が高リスクと分類されていますが、SHaiNはその基準を満たしており、安全性の高いサービスとして認められています。戦略的な採用メソッドに基づき、東京大学と共同開発した45,000件以上の機械学習データを活用して評価プロセスに透明性を持たせています。
持続可能な開発目標SDGsへの貢献
タレントアンドアセスメントは、SHaiNを通じて学歴や性別、国籍に関係なく公平に評価される環境を整えることで、持続可能な開発目標SDGsの達成に繋げています。「ジェンダー平等を実現しよう」や「人や国の不平等をなくそう」といった目標を実践し、より良い社会の実現を目指しています。
この資本業務提携は、AI技術の進化を促し、HR領域での新たな可能性を拓くものと期待されます。また、両社のパートナーシップは、将来的な顧客価値の向上に貢献することでしょう。