新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科の受賞の意義
新潟医療福祉大学は、地域貢献を目的とした義肢装具自立支援学科が文部科学大臣から奨励活動表彰を受けたことを発表しました。この表彰は、障がい者の生涯学習支援活動の普及や発展に寄与した取り組みとして高く評価されました。
具体的には「障がい者陸上教室」の活動が功績として認められました。この教室は、地域に住む下肢切断者と県外の参加者が、スポーツ用の義足を利用して気軽にスポーツを楽しむことができる環境を提供しています。開設から8年を迎えるこの教室は、学生がボランティアとして参加し、義足の取り付けや走り方の指導を行うことで、障がいに対する理解を深めている点も特筆されています。
障がい者陸上教室の活動内容
障がい者陸上教室は、大学が保有する施設や専門知識をフル活用して、参加者に安心して運動できる環境を提供することを目指しています。スポーツ用義足を使用した個々のニーズに応じたサポートを行い、参加者が自信を持ってスポーツに取り組む機会を増やしています。また、受託事業やチャリティイベントを通じて、パラスポーツの普及にも貢献し、社会全体で障がい者スポーツへの理解と関心を高める取り組みを強化しています。
教育現場から地域へ
本学は、学生が参加するボランティア活動を通じて、障がい理解を促進するとともに、地域とのつながりを強化しています。学生は、義足パーツの取り付け補助や指導を行いながら、実際のスポーツ現場で多様性とインクルージョンの重要性を学びます。これにより、学生自身も成長しながら、ボランティア活動を通じて地域貢献の意義を実感しています。
今後の展望
新潟医療福祉大学は、今後も地域のニーズに応じた障害者スポーツ支援や教育活動を続け、さまざまな人々が自らの可能性を発揮できる社会の実現を目指していきます。今回の文部科学大臣表彰を受け、より多くの人々に障がい者スポーツの魅力を伝えていく意欲を新たにしています。
文部科学大臣表彰について
表彰日は、2023年12月9日であり、新潟医療福祉大学義肢装具自立支援学科がこの名誉ある賞を受けたことは、学生たちの誇りでもあります。これからも、様々な活動を通じて地域と関わり、障害のある人々が自立して生活できる社会を築いていく決意を新たにしています。
新潟医療福祉大学とは?
新潟医療福祉大学は、全国でも数少ない医療系総合大学として、看護や医療、リハビリテーション、栄養、スポーツ、福祉、医療IT等、6学部16学科を有し、多様な分野で学びを提供しています。本大学は、医療の現場で求められる「チーム医療」を実践的に学べる環境を整え、また、専門的な資格取得支援や就職支援体制を強化し、学生の就職率向上に貢献しています。
このように、新潟医療福祉大学は、地域の健康や福祉の向上を目指し、多面的な教育・活動を行っています。ぜひ、この機会に新潟医療福祉大学のprogramsや活動内容を知っていただき、地域と共に歩む姿勢に触れてみてください。