理系留学生の就職希望
2025-02-05 08:18:52

理系外国人留学生の就職希望とキャリア選択を探る最新調査結果

理系外国人留学生の就職希望とキャリア選択を探る最新調査結果



理系外国人留学生の就職に関する最新調査が発表されました。この調査は株式会社オリジネーターが運営する、外国人留学生向けの就職情報サイト『リュウカツ®』を基に行われたもので、当該サイトに登録している留学生を対象にインターネットで実施したものです。その結果、留学先として日本を選んだ理由や、就職時に重視する要素、さらに希望する職種や業種など、多くの興味深いデータが得られました。

日本を選んだ理由


調査によると、日本への留学を希望する理由として最も多かったのは『日本に対していいイメージがあったから』という意見で、全体の62.3%がこの理由を挙げました。続いて『日本の歴史や文化に興味があったから』が40.3%、『卒業後、日本で就職したかったから』が38.3%と続き、留学生たちが日本の魅力に惹かれていることが分かります。

日本以外の候補との競争


留学先としての競争となる地域は、やはりアメリカやヨーロッパが強いことも分かりました。多くの国からの回答者が日本以外にも同じく魅力的な地域を挙げている中、日本が選ばれている理由に改めて注目が集まります。

就職したい業種と職種


理系の留学生が希望する業種については、断トツで『IT・情報通信』が21.3%を占め、次いで『電機・精密』が16.0%となりました。また職種に関しては『研究開発』が37.7%と最も人気で、留学生たちの専門性が活かされる場を求めている様子が伺えます。

日本企業の魅力と重視する要素


また、日本企業に就職する魅力として『雇用が安定している』が62.7%に達し、調査開始以来過去最高を記録しました。雇用の安定性は留学生たちにとって非常に重要な要素であることが改めて示されました。さらに、就職先を選ぶ際に最も重視されるのは『職場環境や社風』で、約5割がこの点を挙げており、『給与水準』を上回っています。これは、給与だけでなく、長く働く環境の重要性が意識されているからかもしれません。

勤務地に関する希望


希望する勤務地についても興味深い結果が得られました。東京およびその周辺を希望する人が75%を超える一方で、約25%の留学生は地方に興味を示しています。この数字は、地方でも仕事の機会があるという認識を持っていることを示しています。

日本での不安要素


一方で、日本での就職に対する不安の声も多く集まりました。最も多いのは『外国人だと昇進できないのではないか』という懸念で、続いて『敬語や日本語に自信がない』との声も寄せられています。これらの不安を解消するために、企業側でのサポート体制の整備が求められます。

まとめと今後の展望


今回の調査からは、理系外国人留学生が日本の就職市場で求める要素や留学の動機、希望職種についての貴重なデータが多く得られました。これに基づき、企業側は外国人留学生のニーズを反映した採用戦略を立てることが求められるでしょう。今後も、これらの留学生を魅了するために、日本で働くメリットを強調することが重要です。さらに、留学生へのサポートを強化することで、双方の満足度を高めることが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

会社情報

会社名
株式会社オリジネーター
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12monparte北参道6階
電話番号
03-6432-9390

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。