今治市が新たに結んだ災害対策協定
2025年10月6日、愛媛県の今治市役所では、越智今治農業協同組合(以下「越智今治農協」)、株式会社ジェイエイ越智今治(以下「㈱ジェイエイ越智今治」)との間で、災害時における施設使用や物資供給に関する協定が正式に締結されました。この協定は、災害発生時に迅速かつ的確に市民の避難所としての施設提供や生活必需品の供給を確保することを目指したものです。
協定の目的と内容
本協定の目的は、地震や風水害といった大規模災害が発生した際の市民の安全確保と生活環境の安定を図ることです。具体的には、今治市からの要請に応じて越智今治農協と㈱ジェイエイ越智今治が管理する施設を避難場所や応援部隊の拠点として利用し、食料や飲料水など、生活必需品の供給体制を整備します。
協定締結式では、越智今治農協の代表理事理事長・渡部浩忠氏が、「災害が頻発する現在、自助・共助・公助の体制を整えておくことが重要です。この協定によって、安全で安心な地域社会に貢献できることを願っています」とコメント。徳永繁樹今治市長も「それぞれのリソースを向き合わせることで、スムーズな災害対応が可能になる。豊かな社会の実現に向け、各々の強みを生かしていきたい」と意気込みを語りました。
地域密着型の協力体制
今治市は2024年6月に越智今治農協との間で「子育て支援分野に関する連携協定」を締結しており、こどもの居場所づくりや健康づくりなどの分野でも協力しています。この際、越智今治農協管内で収穫された「しまなみ彩野菜」をパパママ学級に提供したり、子ども向け運動プログラムを大型イベント内で実施するなど、地域のニーズに応じたさまざまな取り組みを進めてきています。
今回の協定においても、越智今治農協と㈱ジェイエイ越智今治のもつ施設や資器材が地域に密着した支援を可能にし、サプライチェーンを活用することで避難所の運営や応急活動が円滑に進められることが期待されています。
今後の展望
この協定によって、今治市の災害時への備えが大きく強化されることは間違いありません。越智今治農協と㈱ジェイエイ越智今治が持つ地域に根ざしたネットワークを活用することで、市民が安心して生活できる環境の確保が進み、今後の災害時の対応力向上に寄与することでしょう。地域密着の企業との連携によって、さらに盤石な地域防災体制が構築されることが期待されています。
今治市では、地域の皆さまが安心して暮らせる社会の実現に向け、今後も様々な施策を推進していく所存です。保護も田や相互の連携こそが、強固な地域づくりにつながるとの信念のもと、市民と力を合わせた取り組みが続いていくことでしょう。
この協定についての詳細は、今治市役所の公式ホームページや防災危機管理課のページをご覧ください。