2026年1月27日、東京都渋谷区に所在する国連大学本部ビルで「GCNJサミット2026 -Fairness at work and home-」が開催されました。これは一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(以下、GCNJ)主催によるもので、企業が公平な働き方を実現するための共同行動を促進することを目的としています。
今回のサミットには、日本を代表する企業の11名の経営トップが参加しました。彼らは公平な働き方を確立するための課題に焦点を当て、詳細な意見交換を行ったのです。特に、「働く時間と場所の制約」と「家庭内の性別役割分担」の2つの側面について議論が交わされました。
イベントは、GCNJ代表理事の磯崎功典氏の挨拶で幕を開けました。続けて、第1部では公平な働き方部会の座長である本島なおみ理事から、昨年の活動報告が行われました。東京大学大学院経済学研究科の教授、山口慎太郎氏による基調講演『長時間労働に依存する組織は、なぜ競争力を失うのか』も聴かれ、労働環境の改善に向けた新たな視点が提示されました。
第2部では、賛同企業を代表してdentsu JapanのCEO、佐野傑氏が発表を行いました。特に「全員活躍」の取り組みについて詳しく紹介され、経営の最前線での実践が報告されました。さらに、羽生プロ代表の羽生祥子氏がモデレーターを務め、経営トップ同士の活発な議論が展開される機会が設けられました。
今回のサミットには、会場参加者112名、オンラインからの参加者318名を含む計430名が集まりました。参加者はみな、サステナブルな社会の実現に向けて共に課題に取り組む意義を再確認したことでしょう。
GCNJはこれまでにもイニシアティブを推進し、さまざまな企業と手を組んで「誰一人取り残さないサステナブルな社会」を目指してきました。GCNJコレクティブ・アクション2030として、今後も会員企業や団体との協力を深め、問題解決に向けた努力を続けていく決意を新たにしました。
今回のサミットは、前回の「GCNJサミット2025〜Social Change by Equity〜」に続くもので、双方の取組みが相互に影響し合いながら、日本における公平な働き方の実現に向けた道を拓いていくことが期待されます。
GCNJは、具体的に次の2つの課題に取り組むことを目指しています。一つは、働く場所と時間に制約のある社員が公平に力を発揮できる環境の整備、もう一つは、性別にかかわらず、誰もが当事者となって家事や育児、介護に参加できる仕組みを作ることです。
このような取り組みを通じて、GCNJは参加企業のネットワークを拡大し、持続可能な成長を促すためのリーダーシップを発揮していく考えです。今後も多くの企業がこの理念に賛同し、協力していくことが求められます。GCNJの活動に注目し、私たち自身も積極的に関わっていくことが重要です。