京都芸術大学と南座のコラボレーション
2025年1月に行われる「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」のため、京都芸術大学の学生たちが特製の一文字看板を制作しています。このプロジェクトは、学生たちが伝統的な看板制作技術を学び、それを体験するためのもので、12月23日に南座でお披露目されることが予定されています。
プロジェクトの背景
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学と松竹株式会社・南座の間で行われるこの産学連携プロジェクトは、2018年に始まりました。看板を制作する職人が減少している中で、伝統技術を保存し、次世代に継承することを目的としています。この取り組みを通じて、学生たちはプロの看板制作者であっても得られない貴重な経験をすることができるのです。
制作の詳細
今回の制作に参加したのは、丸井栄二教授や藤部恭代先生の指導のもとで学んでいる約50名の学生たちです。彼らは2024年11月から12月までの約2か月間をかけて、一文字看板を作成しました。作品のサイズは幅10.3メートル、高さ1.45メートルであり、松竹創業130周年を祝う公演の華やかさを表現しています。
色合いについても、京都市都市計画局からの指導を受け、地域の景観を損なわないよう工夫が施されています。看板は、新年の明るい雰囲気を感じさせる仕上がりに期待されています。
今後の予定
看板は2024年12月23日(月)に掲出され、2025年1月7日(火)には制作に携わった学生たちが現地での見学を予定しています。この機会に、地元のメディアや興味を持たれている皆さまには取材をお願いしています。当日の取材内容はメールでの申し込みが求められていますので、詳細をご確認の上、ぜひご参加ください。
伝統と現代の融合
このプロジェクトは、京都芸術大学の教育目標である「藝術立国」を体現するものでもあります。社会と芸術がどのように結びつくかを学ぶことができる実践的な授業の一環として、学生たちはさまざまな課題に取り組んできました。プログラムでは、地域社会との連携や企業との協力を通じて、実践的なスキルと社会性を兼ね備えた表現者を育てることを重視しています。
このような取り組みによって、学生たちは将来のアートやデザイン業界に携わるための貴重な経験を得ることができるでしょう。興味のある方は、京都芸術大学の公式サイトを訪れてさらに詳細をお確かめください。
【お問い合わせ先】
ご取材希望の方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。件名は「南座看板 取材希望」とし、必要事項をお知らせください。