株式会社クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」のスマホアプリは、ダウンロード数が400万を超え、これまでのマーケティング強化が実を結んだことを示しています。最近のデータによると、EC売上のなんと70%以上がこのアプリ経由で行われており、成長の要因となっています。
このアプリは2019年11月にiOS版を、2020年4月にAndroid版を発表して以来、ユーザーの間での人気が上昇してきました。特に、2019年からのマーケティングの強化が後押しし、新規ダウンロード後からの購入金額は、わずか3年で185%増加したとのことです。特にダウンロードからの30日間の平均購入金額(ARPU)も着実に成長を見せています。
さらに、クラシコムはシステム開発の強化を図るため、2024年10月から初のCTOを迎え、マーケティングチームやデータ分析チームを新設。これにより、顧客のライフタイムバリュー(LTV)を向上させるための施策が実行され、広告運用やサービス体験がより一層改善されました。
また、同社はエンジニア採用にも力を入れ、2024年11月20日に開催されるイベントでは、自社エンジニアの木村茉由氏が登壇します。このイベントでは、彼女のキャリアアップや仕事と育児の両立についての体験が語られる予定です。実際、木村さんは文系出身でありながら、SIerからEC事業会社へと転職した経緯を持ち、参加者に向けて希望を与える内容になっています。
「北欧、暮らしの道具店」は、フィットする暮らしを提案することをテーマにしたライフスタイルプラットフォームで、幅広い商品の販売に加え、多様なコンテンツを提供しています。2007年に北欧のビンテージ食器の専門ECサイトとしてスタートし、現在ではオリジナル商品や多様なライフスタイルに関する情報を発信するメディアへと進化しました。
このように、クラシコムはマーケティング戦略の深化を通じてスマホアプリを中核に据えた進化を続けています。今後の成長に期待がかかる中、ユーザーとの強い絆を築くために、さらなるコンテンツ開発やサービス向上が求められます。公式サイトでは最新情報や商品紹介が行われており、アプリのダウンロードも可能です。次回のアップデートにも期待が高まります。
株式会社クラシコムは、2022年に東京証券取引所のグロース市場に上場を果たし、今や多くの注目を集める企業となりました。前進を続けるその姿勢から、目が離せません。