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株式会社トーチクは、2025年春に新商品をリリースすることを発表しました。この春の新商品では、宮城県の特産物であるホヤを使用し、牛たんとのコラボレーションが実現しています。ホヤは現代人の食生活に不足しがちな栄養素を多く含む食材として注目されています。

今回の新商品は、消費者の節約意識が高まっている中でも、本格的で安心安全な商品を提供することを目指しています。価格改定が進む中で、持続可能性（SDGs）に配慮した商品開発を行うことは、消費者からのニーズにも応える重要な努力です。

トーチクは、宮城大学の西川研究室と連携し、牛たんの新たな市場開発や成分分析に取り組んでいます。2024年には、漁で捕獲されたにもかかわらず市場に出回らないタコの皮やサメの身、下ごしらえの段階で捨てられてしまうホヤなど、未利用水産資源の活用に注力し、その過程でホヤの旨み成分に着目しました。ホヤのエキスは肉によく染み込み、五味（甘味・塩味・苦味・酸味・旨味）を全て感じさせてくれる特性があるため、牛たんとの組み合わせが期待されています。

新商品は以下のように展開されます。

1. うまみたっぷり熟成牛たん

この商品は、ホヤエキスと塩麹の二段仕込みで旨味を引き立てる牛たんで、柔らかく、和風の深い味わいが楽しめます。お子様からご年配の方まで楽しめる味付けとなっており、解凍後はフライパンで簡単に調理可能です。規格は130gで、国内自社工場で製造されています。

2. うまみたっぷり熟成牛たん切り落とし

こちらは成型過程で出る規格外のサガリやルートミートを使用した、より低価格で提供する商品です。ホヤの特性を活かしつつ、牛たんのコリっとした食感と旨味が楽しめる逸品です。180gの規格で、同様にフライパンでの加熱調理が可能です。

3. 牛たん切り落とし（しお味）

牛たんの切り落としを使ったこちらの商品は、「トーチクオリジナル塩たれ」で味付けされており、口当たりが柔らかいのが特徴です。満足感のある一品で、野菜と共に短時間で簡単に調理ができます。

4. 牛たん切り落とし（みそ味）

「仙台味噌たれ」を使用したこちらの商品は、風味高くて程よい塩味が特徴。こちらも簡単に調理できるため、忙しい方にもぴったりです。

トーチクは環境にも配慮し、見た目や形状の理由で捨てられてしまう食材も活用することで、フードロスの削減に寄与する取り組みを行っています。

会社は1964年に宮城県仙台市で設立し、仙台牛たんなどの最高品質の食材を供給しています。また、2023年には食品安全マネジメント規格「JFS-B規格Ver.3.0」を取得し、安全な食品作りに取り組んでいます。これからも地域に根ざした美味しい食文化を全国に広める努力を続けていくことでしょう。

新商品がどのように受け入れられるのか、ぜひ期待して待ちたいところです。

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