しろくま電力が国際イニシアチブ『24/7 Carbon Free Energy Compact』に加盟
グリーン電力事業を展開するしろくま電力株式会社(以下、しろくま電力)が、日本でのカーボンフリー電力推進に向けて新たな一歩を踏み出しました。同社は国連が主導する国際イニシアチブ『24/7 Carbon Free Energy Compact』(以下、24/7 CFE Compact)に加盟し、すべての時間においてカーボンフリーの電力を供給する理念に賛同したのです。
24/7 Carbon Free Energy Compactとは
24/7 CFE Compactは、2021年に発足した国際的な取り組みで、現在171社が参加しています。日本では11社が加盟しており、目的は、24時間365日、全ての電力需要を100%カーボンフリーエネルギーで賄うことです。このイニシアチブは、持続可能なエネルギーの利用と電力の脱炭素化を進めることを目指しています。
公式サイトを通じて、多くの業界関係者からの注目を集めており、しろくま電力の加盟によって、国内の脱炭素活動がさらに推進されることが期待されています。
しろくま電力の取り組み内容
しろくま電力は、発電・蓄電・売電の電力3事業を一気通貫で展開し、再生可能エネルギーの普及を進めています。同社の持ち味は、系統用蓄電池を中心に再エネ電力の低価格化を図る点です。
現在、2.2GWhの系統用蓄電所の開発を進めており、これは太陽光発電の余剰電力を蓄えておき、需要が高まる時間に放電する仕組みです。この方法により、再生可能エネルギーの有効活用が図られています。
脱炭素社会への貢献
この度の24/7 CFE Compact加盟により、しろくま電力は日本国内で最大規模の系統用蓄電池事業者としてリーダーシップを発揮することを目指します。技術革新を通じてエネルギー分野の脱炭素化に貢献し、持続可能な社会の実現に向けた責任を果たしていく計画です。
しろくま電力の企業概要
しろくま電力は、技術を駆使して再生可能エネルギーを安価で提供することをミッションに掲げています。2021年に販売を開始した「市場連動型しろくまプラン」は好評を博し、2024年度には前年比196%の契約電力量増を見込んでいます。
また、ソーラーカーポートを軸にしたコーポレートPPA事業では、様々な企業や自治体に設備を提供し、脱炭素経営を支援しています。AI技術を活用した発電適地の探索や、大規模蓄電池の制御システム開発も行っており、エネルギー業界の最前線で革新を続けています。
会社情報
- - 社名: しろくま電力株式会社 (旧: 株式会社afterFIT)
- - 創業: 2016年10月
- - 代表者: 谷本 貫造
- - 本社所在地: 東京都港区芝大門2-4-6
- - 事業内容: グリーン電力事業
- - URL: しろくま電力株式会社の公式サイト
しろくま電力の今後の動きに、引き続き注目が集まることでしょう。