保育ICT活用事業
2025-07-24 11:10:41

保育現場のICT活用を進める新事業が開始!自治体の連携強化

保育現場で進化するICT活用の実現



近年、保育の質向上と業務効率化が求められている保育現場。これに応える形で、全国的にICT(情報通信技術)の活用が急務とされていますが、現状ではさまざまな課題が残されています。そんな中、一般社団法人保育ICT推進協会(以下、協会)が「保育ICTラボ事業」に採択され、さらなる施策展開を図ります。

課題と背景



保育現場のICT導入は、業務負担の軽減や質の向上を目指す上で重要である一方、導入後の継続的な活用や職員のICTリテラシーの向上が必要不可欠です。しかし、多くの施設ではリソースの不足や理解の促進が課題となり、ICTの効果を最大限に引き出せていないのが現状です。そのため、より包括的な支援が必要とされています。

新たな支援の枠組み



今回の「保育ICTラボ事業」では、協会が地域の保育施設や自治体と連携し、以下のような具体的な支援活動を展開することが予定されています。

  • - 研修実施: 保育施設や自治体職員向けにICT活用に関する研修を行い、知識を深めます。
  • - モデル園での実証: 実際にモデル園を設定し、ICT活用事例を示すことで他施設への展開を促進します。
  • - 巡回支援: 現場巡回を通じて、ICT導入のルールや体制の整備を支援します。
  • - 保育ICT検定の活用: ICTリテラシー向上のための検定制度を導入し、人材育成に寄与します。

自治体別の取り組み



本事業では、3つのモデルに基づいて各自治体の特性に応じた支援が行われます。以下はその概要です。

埼玉県(広域自治体モデル)

埼玉県は保育士の高い離職率を課題と捉え、ICT活用による業務改善を全県での支援体制を構築しています。モデル園への支援訪問や職員向け研修を通じて効果を最大化し、広域的なICT導入の推進を図ります。

福岡県宗像市(基礎自治体モデル)

宗像市では、すべての認可保育所にICTシステムが導入されていますが、その活用に差が生まれています。モデル園への個別巡回支援や機器購入助成を通じて、業務の再構築を促進し、全保育施設におけるICT活用の平準化を目指します。

愛媛県松前町(1法人複数園モデル)

松前町では、町立保育園4園にICTシステムを導入予定です。現場の理解を得るための支援が必要とされる中、個別の巡回支援とワーキンググループを開催し、ICTが安定して導入される土台を構築します。

前向きな展望



この新たな取り組みにより、ICT導入の具体的な成功事例を全国に広め、地域ごとのニーズに合った支援モデルを確立することが期待されています。今後も協会は「子どもにやさしいまちづくり」を実現すべく、保育現場でのデジタルトランスフォーメーションを積極的に進めていきます。

ご興味のある自治体や関連団体からの問い合わせを歓迎していますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ


一般社団法人 保育ICT推進協会
メール: [email protected]
ウェブ: hoiku-ict.or.jp

この新事業が保育現場におけるICT活用を加速させ、未来の保育環境の構築に寄与することを大いに期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人 保育ICT推進協会
住所
愛媛県西予市宇和町郷内1404-1
電話番号
070-4030-2377

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