環境への新たな挑戦
キユーピー株式会社は、持続可能な社会の実現に向けて新たな取り組みを発表しました。2025年を目処に、全国の主要10事業所において電力の実質再生可能エネルギー100%への切り替えを実施し、CO2の排出量削減を目指しています。これにより、約2万トンのCO2削減が期待されています。本記事では、キユーピーグループの環境対策について詳しく見ていきましょう。
再生可能エネルギー100%実現の背景
キユーピーは、2030年度までにCO2の排出量を2013年度比で50%以上削減するというサステナビリティ目標を掲げています。この一環として、全国10事業所で電力を実質的に再生可能エネルギー100%に切り替えることを決定しました。これは、持続可能な未来を構築するための重要なステップといえるでしょう。
実施する具体的な施策
すでに2022年には神戸工場がネットゼロを達成しています。また、2024年9月にはキユーピータマゴ株式会社の三田工場が、2025年1月には鳥栖キユーピー株式会社が再生可能エネルギー100%への切り替えを完了します。さらに、2025年4月からは以下の7つの事業所が新たに切り替えを実施します。
- - キユーピー五霞工場(茨城県猿島郡五霞町)
- - キユーピー中河原工場(東京都府中市)
- - キユーピー泉佐野工場(大阪府泉佐野市)
- - 階上キユーピー株式会社(青森県三戸郡階上町)
- - 株式会社旬菜デリ 昭島事業所(東京都昭島市)
- - 株式会社サラダクラブ 中河原工場(東京都府中市)
- - キユーピータマゴ株式会社 府中工場(東京都府中市)
最終的には、2025年11月に広島県竹原市のアヲハタ株式会社ジャム工場も切り替えを行う予定です。
実施方法と協力体制
実施にあたっては、各地域の電力会社から再生可能エネルギーメニューを購入します。これにより、地域の電力供給と強く連携しつつ、持続可能なエネルギーを効果的に利用できる仕組みが整えられています。主要な協力電力会社には、東北電力、東京電力、関西電力、中国電力、九州電力などがあります。
持続可能な社会への貢献
キユーピーグループは、今後も環境負荷の低減に向けた取り組みを積極的に推進し、持続可能な社会の実現を目指していく方針を示しています。今回の再生可能エネルギーへのシフトは、その一環として大変重要な施策であり、今後の展開に注目が集まります。事業所ごとに特性や地域性を活かしながら、実施することが期待されています。
まとめ
キユーピーグループの再生可能エネルギー100%への切り替えは、企業の責任ある行動として評価されるものであり、持続可能な未来のための重要な一歩です。今後の進捗や取り組みの成果についても、注視していきましょう。