台湾・高雄市が大阪で「一日農家体験ツアー」をPR
台湾・高雄市は、10月24日から27日にかけて開催された「ツーリズムEXPOジャパン2019」に参加し、観光客向けのユニークな「一日農家体験ツアー」を紹介しました。都市と自然が共存するこの南部の都会は、訪れる人々に新しい観光の形を提案します。
高雄市の魅力
高雄市は、都市生活と田舎の風景が近接する魅力的な地域です。高層ビルの立ち並ぶ青年の街から、車でわずか30分で美しい農村にたどり着ける利便性も大きなポイント。この「一日農家体験ツアー」は、地元の生態系や風習を学びながら、農作物の収穫や地元の自然の魅力を体感することを目的としています。
ツアーに参加することで、地元の農業や環境保全の重要性を理解し、参加者が「自然との共生」を実感できるような設計になっています。農業の持つ楽しさや喜びを実感することで、持続可能な社会の実現に向けた意識が高まる期待が込められています。
大阪でのプロモーション
大阪で開かれた旅博では、多くの企業や旅行会社が高雄市のツアーに関心を示し、実際の問い合わせも殺到しました。高雄市政府農家局の局長、呉芳銘さんは「この体験を通じて、観光客に環境保全の重要性を感じてもらいたい。観光を契機に農村が活気を持つことを信じています」と語りました。
また、高雄市では「舞台での自然」をテーマに、多彩な体験型観光も準備されています。例えば、台湾の伝統文化を学ぶDIY(自分で作る)体験が注目されています。美濃地区で有名なハッカを使った藍染や、ライチの枝を用いた食器作りなど、子供から大人まで楽しめる内容が揃っています。
特におすすめのツアー
- - DIY体験: 地元の素材を使った料理体験や、手作りの品を作ることができます。特に人気を集めているのは、台湾ならではの原住民風の豚の鉄板焼きなど。他には、自分だけの食器を作る楽しさもあります。
- - 紫斑蝶の旅: 冬の時期におすすめの2日間の観光ツアーでは、旗山から六亀、茂林を巡ります。美しい紫斑蝶(ユープロア)を見ることができ、自然愛好家にはたまらない内容です。
このように、高雄市は観光の魅力を多方面からアプローチし、訪れる人々に新たな発見を提供し続けています。今後、高雄市の農村に訪れる観光客が増加することが期待されています。
興味のある方は、ぜひ高雄市の公式情報をチェックしてみてください。私たちも新しい体験を求めて高雄市を訪れ、農業と自然の共存について考える機会を得たいものです。