テス・エンジニアリングの新たな挑戦！福岡に蓄電池を併設した太陽光発電所を設置

新たな再生可能エネルギーの時代へ

テスホールディングス株式会社（以下、テスHD）は、福岡県飯塚市に位置する「福岡・飯塚第一メガソーラー発電所」に蓄電池システムを併設する工事を受注したことを発表しました。このプロジェクトは、京セラTCLソーラー合同会社との提携により進行中で、FIP制度を活用した先進的な取り組みとなっています。

蓄電池システム設置の背景

近年、再生可能エネルギー、特に太陽光発電が急速に普及していますが、その中で電力供給と需要のバランスが課題となっています。特に、FIT制度による電力購入価格の設定が行われる中、発電量が需要を上回ることが増え、その結果、出力制御が行われている状況です。これを打破するために、FIP制度が導入され、発電事業者は市場価格に基づいて収益を獲得できるようになりました。

蓄電池併設のメリット

福岡の発電所に併設される蓄電池は、約6,000kWhの容量を持ち、電力の需給バランスを調整します。具体的には、電力需要が高いときには蓄電池から電力を供給し、発電量が過剰なときには電力を蓄えることで、出力制御の影響を緩和します。このような取り組みにより、発電事業者は市場の変動に応じた柔軟な対応が可能となり、収益性の向上も期待できます。

今後の展望

このプロジェクトは、テスHDの中期経営計画「TX2030」に基づく重要な取り組みの一環です。2024年8月には、中期目標として累積施工容量150MWを掲げ、再生可能エネルギーの推進を目指します。テス・エンジニアリング株式会社は、1979年の設立以来、再生可能エネルギー設備のEPC（設計・調達・施工）や運営・メンテナンスなど多岐にわたる事業を展開しており、今後も新たな挑戦を続けていくでしょう。