大阪の名スポットで装丁の魅力を体験
淀屋橋に位置する「竹尾見本帖」で、2025年4月11日から6月8日まで行われる巡回展『BOOKS水戸部 功×名久井直子』は、ブックデザイン愛好者や一般の方々にとっての貴重な機会となっています。本展は、東京で開催され好評を博したのちに、大阪での開催が実現しました。
展覧会の概要
本展覧会では、著名なブックデザイナーである水戸部功氏と名久井直子氏の作品を通して、彼らが追求してきた装丁の美を紹介します。会場では、それぞれのデザイナーが選んだ三十冊の作品を展示し、素材やデザイン、造本に関する解説が行われています。
水戸部氏は、シンプルさを重視した削ぎ落としたデザインが特徴で、名久井氏は素材の質感と加工にこだわった独自のスタイルを展開しています。対照的な2人のスタイルを一堂に見ることができ、装丁の現在形に触れることができるこの機会は逃せません。
詳細な展示内容
会場内では、実際に手に取ることのできる書籍コーナーも設けており、貴重な作品に間近で触れることが可能です。また、展示会の入場は無料ですが、来場者はアンケートに回答することで、特別なミニサンプルを手に入れることができます。このサンプルには、装丁に頻繁に使用されるファインペーパーが10種類ずつ綴じられていて、限定仕様となっています。
さらに、本展で選ばれた各30冊の装丁情報やフォトグラフィーをまとめた図録も販売されており、興味を持った方にとっては購入の絶好の機会です。
デザイナーの背景
水戸部功さんは1979年に生まれ、2002年に多摩美術大学を卒業してからブックデザインの道に入りました。名久井直子さんは1976年に生まれ、1998年に武蔵野美術大学を卒業し、広告業界を経てブックデザイナーとして活動しています。両者ともに、ブックデザインの分野で評価を受けており、それぞれの作品は多くのファンに愛されています。
まとめ
この大阪巡回展は、デザインに興味がある方はいもちろん、師匠の精神に触れたい全ての人々にとっての必見イベントです。淀屋橋の竹尾見本帖で、装丁の魅力を存分に味わいながら、二人のデザイナーの仕事を直に感じてみてください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。